祇園祭(前祭/後祭)の主な行事・日程表 2017年

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7月にはいり蒸し暑い日が続いています。この時期になると、あー毎年こんな暑さだったなぁと夏を感じるようになりました。今回は祇園祭の日程・行事などをまとめてみました。ご参考にしていただけたら嬉しいです。

7月1日-18日「吉符入(きっぷいり)」神事始めの意味。山鉾町では町内関係者が祇園祭に関する打合せをします。

7月1日「長刀鉾町お千度の儀」10時~ 八坂神社にて長刀鉾町のその年の稚児・禿が、大役に選ばれたことを神に報告し、祭の安全を祈願します。白塗りのお化粧を施した稚児・禿らが、鉾町の役員らとともに本殿を参拝後、本殿の周囲を時計回りに3周します。

7月2日「くじ取式」京都市役所にて山鉾の巡行順をくじで決める式。

7月2日-9日「二階囃子」吉符入後、夜の町会所にて祇園囃子を練習する風景を目にすることができます。風情たっぷり。雰囲気もあります。

7月3日「神面(しんめん)改め(船鉾町)」船鉾のご神体の1つである神功(じんぐう)皇后像につける面の無事を確認します。面に息がかからないよう懐紙をくわえ厳かな雰囲気のなか行われます。

7月5日「長刀鉾稚児舞披露(長刀鉾町)」15時30分~ 長刀鉾保存会にて「太平の舞」が披露され、祭りの無事を祈願します。

7月7日「綾傘鉾稚児社参(綾傘鉾)」14時~ 八坂神社でその年の綾傘鉾のお稚児さんが祭りの無事を祈願しお千度を行います。

7月10日「神輿洗」20時~ 神輿3基のうち中御座の神輿をかつぎ鴨川・四条大橋まで運び、神輿を清める儀式を行います。

7月10-14日「前祭 鉾建・山建」各町で巡行の山鉾が収蔵庫から出され組み立てられます。伝統的な手法で組み立てられる鉾は作られていく過程をみるのも楽しいです。
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7月12-13日「前祭 曳き初め・曳きぞめ」完成した山鉾を本番さながら正装姿の音頭取り、囃子方が乗り込み試し曳きをします。 綱を曳くと一年間厄除けになると言われ、子供も女性も一般の人みんなが曳き手になれます。
函谷鉾:12日14時~、月鉾:12日14時~、鶏鉾:12日14時30分~、菊水鉾:12日15時~、長刀鉾:12日15時30分~、
蟷螂山:13日12時~、船鉾:13日15時~、放下鉾:13日15時~、岩戸山:13日15時~  ※組立の状況によって時間は変更となる場合があります。

7月13日「長刀鉾稚児社参」11時~ 八坂神社の本殿にてお祓いを受ける「お位もらい」儀式を行います。五位少将十万石と同じ格式を授けられるといわれており、この日を境にお稚児さんは神の使いとして過ごすことになります。

7月13日「久世駒形稚児社参」14時~ 巡行後におこなわれる神幸祭、還幸祭で神輿の先導役を務める久世稚児(綾戸國中神社)が「社参の儀」をおこないます。神の化身八坂神社の境内にも馬に乗ったままで入れ、直接本殿に乗り付けることができます。

7月14-17日「前祭・宵宵山・宵山」夜の各鉾町にて提灯が灯されて祇園囃子が奏でられます。祇園祭といえば宵山という人も多いはず。

7月16日「宵宮神賑奉納」18時-21時 祇園さんのお膝元である祇園商店街では、四条通の特設ステージを舞台を設け八坂神社の大神さまに各種芸能を奉納します。京舞や舞楽、鷺踊など。

7月16日「日和神楽」22時~ 翌日の山鉾巡行の晴天を祈願し各山鉾町の囃子方が、各町から四条御旅所の間を囃しながら往復します。

7月17日「前祭・山鉾巡行」9時~ 長刀鉾を先頭に四条烏丸を出発。くじ取りで決まった順に前祭の山鉾23基が都大路を賑やかに巡行します。四条境町でくじ改め、四条麩屋町で長刀鉾のお稚児さんが四条通に張り渡した斎竹(いみたけ)の注連縄を太刀を振るって切り落とします。見どころの一つである辻回しは「四条河原町交差点」「京都市役所前」「新町御池」の3箇所で見ることができます。
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7月17日「神幸祭」16時~ 祇園祭で最も重要な中心行事といわれるのが神幸祭です。中御座、東御座、3西御座の3基の神輿が氏子町内を巡行します。祇園石段下で3基とも集結し威勢よく差し上げを行う様は圧巻の一言。

7月17日「神輿渡御」18時~ 八坂神社3基の神輿及び東若御座が氏子区域内をそれぞれ所定のコースに従い渡御します。神輿渡御出発式は見逃せません。四条寺町の御旅所に入り後祭山鉾巡行、花傘巡行の行われる24日まで滞在します。

7月18日-21日「後祭 鉾建・山建」 各町で巡行の山鉾が収蔵庫から出され組み立てられます。伝統的な手法で組み立てられる鉾は作られていく過程をみるのも楽しいです。

7月20日-21日「後祭 曳き初め・曳きぞめ」 完成した山鉾を本番さながら正装姿の音頭取り、囃子方が乗り込み試し曳きをします。 綱を曳くと一年間厄除けになると言われ、子供も女性も一般の人みんなが曳き手になれます。
南観音山:20日15時~ 北観音山:20日15時~、大船鉾:20日15時~、八幡山:20日16時~、橋弁慶山:21日11時~ ※組立の状況によって時間は変更となる場合があります。

7月21日-23日「後祭 宵宵山・宵山」 夜の各鉾町にて提灯が灯されて祇園囃子が奏でられます。歩行者天国・露店の出店などはありませんが、地元のお店が盛り上げてくれています。前祭に比べてゆっくり散策できます。

7月21日-23日「屏風祭」 鉾町にある旧家・老舗の店がそれぞれの所蔵する美術品・調度品などを飾り一般に公開します。よく屏風が飾られるのでこの名で呼ばれています。

7月23日「オハケ清祓式」 祇園御霊会の行われた神泉苑南端にある三条商店街の中の三条御供社前に緑の芝生を敷き、3本の御幣を立て四隅には斎竹を飾ります。芝生と御幣を総称して「オハケ」と呼ばれ神様の休憩処となります。

7月23日「日和神楽」22時~ 翌日の山鉾巡行の晴天を祈願し各山鉾町の囃子方が、各町から四条御旅所の間を囃しながら往復します。

7月23日「あばれ観音」 23時~ 南観音山だけで行われるこの催し。とってもユニークで、ご神体の楊柳観音像を布で覆って台座に縛りつけ、途中上下にゆすってご神体をあばれさせながら町内を担いで走り回ります。

7月24日「後祭・山鉾巡行」 橋弁慶山を先頭に10基が御池通から東へ向かってスタートします。(前祭とは逆のルート河原町御池→四条河原町→四条烏丸という順番。)大船鉾は2014年から完全復興し最後尾を巡行します。

7月24日「花傘巡行※」 10時~ 鉾・馬長稚児・児武者・各種芸能や花街の舞踊等約千人が列を整え八坂神社を出発し巡行します。お昼ごろに八坂神社に戻り境内で舞踏などを奉納します。※後祭が復活する以前の動画になるので現在のものとは異なります。

7月24日「還幸祭」 16時~ 神幸祭から滞在していた神輿を四条御旅所から八坂神社へと神霊を本社に遷すお祭りです。

7月28日「神輿洗式」 20時~ 10日の神輿洗と同様、鴨川四条大橋で神輿を洗い清めます。神輿は八坂神社に戻り神輿庫へ。

7月31日「疫神社夏越祭」 10時~ 八坂神社内「疫神社」の鳥居に大茅輪が設置され、参拝者はこれをくぐって厄を祓います。一ヵ月続いた祇園祭の祭事はこれで終わりとなります。

日程・詳細に誤りのないように気をつけておりますが、間違いなどがありましたらお知らせください。時間はおおよそのもので実際の時間と異なる場合がありますのでご了承ください。どうか皆様にとって思い出の夏となりますように。

京都・祇園祭2017年 山鉾巡行順 前祭7月17日/後祭7月24日

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船鉾 (鉾曵初め 2011年7月13日)

2014年の祇園祭から山鉾巡行が「前祭(さきまつり)」と「後祭(あとまつり)」に分かれることになりました。7月2日に行われた「くじ取り式」で、前祭巡行で山一番を引き当てたのは「占出山」、後祭巡行では「鯉山」となりました。大船鉾はくじ取らずで後祭の最後尾を巡行します。今年も注目を集めそうですね。前祭の山鉾巡行の「くじ改め」は麩屋町四条付近、後祭の山鉾巡行の「くじ改め」は寺町御池付近で行われますのでご注意ください。

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-前祭 巡行17日-
先頭:長刀鉾 [疫病除け] 毎年巡行の先頭を行き、生稚児を乗せる鉾
2番:<山一番>占出山 [安産] 「鮎釣山」とも呼ばれ、身重の神功皇后がご神体
3番:孟宗山 [親孝行] 雪の中から奇跡的に掘り当てた筍を病身の母に持ち帰る孟宗を表現
4番:霰天神山〔火除け〕永正年間の大火の際、霰が降って鎮火したという故事に由来
5番:函谷鉾 [疫病除け] 鉾頭には函館関から見た明け方の山稜と三日月を掲げる
6番:伯牙山 [技芸向上]琴の名手・伯牙が理解者を失い琴の弦を切ろうとする姿を表現
7番:四条傘鉾 [招福] 赤幣と若松を乗せた傘そのものがご神体
8番:芦刈山 [夫婦和合/縁結び] 芦を刈る翁は運慶の子孫・康運の作
9番:月鉾 [疫病除け]「動く美術館」とも称される、重量・高さ共に全山鉾一
10番:山伏山 [無病息災/学業成就] 清祓いと祈祷が共に行われる神仏一体の山
11番:油天神山 [学業成就] 風早家に祭られていた菅原道真公の天神像がご神体
12番:太子山 [智恵授与] ご神体は16歳の白装束姿の聖徳太子
13番:鶏鉾 [疫病除け] 稚児人形は鶏の天冠を頂く、ベルギー製の見送は需要文化財
14番:木賊山 [迷子除け] 金具にあしらわれた蝙蝠がユニーク
15番:綾傘鉾 [縁結び] 鬼形は太鼓に合わせて棒を振り回す「棒振り囃子」を披露
16番:蟷螂山[疫病除け] 屋根上のからくり仕掛けのカマキリは愛嬌たっぷりの大スター
17番:菊水鉾 [不老長寿] 商売繁盛 菊の露を飲み長寿を保った枕慈童に由来
18番:白楽天山 [学業成就] 見ものは豪華な各国の織物
19番:郭巨山 [金運招福] 金運招来の山とされ別名は釜掘り山。粽には金運招福の小判付
20番:保昌山 [縁結び] 恋のため紅梅を手に入れようとする平井保昌を表現
21番:放下鉾 [疫病除け] 稚児人形が三人の人形方によってなめらかな稚児舞を披露
22番:岩戸山 [開運] 松を真柱に伊弉諾尊を屋上に安置。鉾と同じく祇園囃子を奏でる曳山
23番:船鉾 [安産] 舟形の威容は身重でありながら男装し海賊に勝利した神功皇后に由来

-後祭 巡行24日-
1番:橋弁慶山 [心身強健] 五条大橋で牛若丸と弁慶が刀を交える有名なシーン
2番:北観音山 [疫病除け] 天水引は雲龍図と金地唐草を使用 百子図綴錦は優品
3番:<山一番>鯉山 [立身出世] 龍門の滝を昇りきった鯉は龍になるという中国の伝説に取材
4番:役行者山 [疫病除け] 左右のご神体の背後にある二本の朱傘が特徴的
5番:八幡山 [夜泣き封じ] 木彫りの鳩が鳥居の上で向かい合う夫婦円満のしるし*
6番:南観音山 [疫病除け] 山後部から垂れ下がる柳の枝は疫病除け、龍の目は宝石
7番:鈴鹿山 [盗難除け/安産] ご神体は山鉾随一の美女と誉れ高い鈴鹿権現
8番:浄妙山 [勝負運]一来法師が筒井淨妙に先んじようとする一瞬を人形組みで表現
9番:黒主山 [盗難除け/泥棒除け] 大判黒主が大きく反って滋賀の山桜を仰ぐ姿を表現
10番:大船鉾 [安産/勝負運] 船鉾は神功皇后の出陣を表し、大船鉾は戦勝凱旋の船を表す

最終の「大船鉾」は幕末の「蛤御門の変」による大火で山が焼失してからは、焼失を免れた御神体神功皇后御神面や大船鉾懸装品一式を飾る「居祭」のみで巡行への参加が途絶えていましたが、2014年度に巡行復活しました。