毎月第4日曜日は「上賀茂手づくり市」上賀茂神社

6月26日に上賀茂神社で毎月第4日曜日恒例となっている「上賀茂手づくり市」へ行ってきました。

世界文化遺産にも登録されている上賀茂神社の境内東側を流れる「ならの小川」沿いに、200店〜250店くらいの手づくり作品or手づくり食品のお店が並びます。「ならの小川」は浅くて流れも緩いので、子どもたちが自由に遊んでいます。大人も足を水に浸して涼みます。

食品は「生醤油」「京漬物」「キムチ」「パン」「ケーキ」「クッキー」「コーヒー」などです。京都の有名カフェが会場のあちこちに出店しているので、この暑い時期なら美味しい「アイスコーヒー」を飲み比べることもできます。ちょっと変わったところで「コーヒーサイダー」もなかなかの味です。食べ物はどれも作ってきたモノで、その場で調理するようなお店は1店もありません。ご飯というよりおやつに良い感じです。和風な食べ物は意外と少ないです。

イチオシは、ガトー・ド・ミエル(ブログ)の「極楽チーズケーキ」です。妙顕寺前の店舗は、毎週金曜日しか営業していないのです。小麦粉が少ないのでまったり濃厚。サワークリームの酸味がほのかにアクセント。

作品は「植木」「アクセサリー」「Tシャツ」「似顔絵」「からくり細工」「木製家具」「財布」などなど様々です。あくまでも「手づくり」限定なので骨董品や工業製品は出店されていません。人気のお店は午前中に売り切れてしまうこともあります。こちらも意外と和風なモノは少ないです。こどもたちは「手づくりハンコ」と「輪ゴム鉄砲」に群がっていました。

わたしは竹炭工房三代目伝徳さんで「竹炭パウダー」を買いました。「竹炭パウダーを食べると体内に取り込まれた放射性物質が排出されやすくなる」という噂を耳にしたので。その噂の真偽は知りませんが、ホットケーキミックスに入れて食べてみたところ、普段より食感がモッチリとしておいしくなりました。とりあえず、おいしければそれで良し。

他の神社で行われている「市」よりも出店数が多く、内容を手づくりに限定しているので、とても面白い「手づくり市」でした。来月も行きたいですし、自分も出店してみたいです。上賀茂神社では日曜日に結婚式が営まれることも多いので、運が良ければ花嫁花婿に境内で出会うこともあります。

上賀茂手づくり市
会場:上賀茂神社
ホームページ:http://kamigamo-tedukuriichi.com/
お問い合わせ:075-864-6513(有)クラフト

巨大破魔矢の「吉利倶八幡」

小野の観光名所である「勧修寺」の近くにあるのが「吉利倶八幡(きりくはちまん)」です。
例祭は10月第3日曜日、前日の宵宮や祭当日には屋台もあります。

正式名称は「八幡宮」です。平安時代(853年)の創建と伝えられ、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后を祀っています。江戸時代までは勧修寺の鎮守社でした。元々は小野地域の産土神を祀っていた場所のようです。「吉利倶八幡宮」という愛称は、かって境内の老杉が倒れたため、材木にしようと裁断したところ、切断面に梵字の中の「吉利倶」の3文字があったことに由来しています。現本殿は江戸時代(1695年)の建築で、この時の大工は勧修寺の宸殿等を造営していることから勧修寺が元禄時代に復興された際に合わせて再建されたと考えられていて、京都市の有形文化財に指定されています。

拝殿の両脇に立っているのは竹で造った巨大な破魔矢です。社務所の神職の方にもこの巨大破魔矢の由来ははっきりしないそうです。個人的な推測ですが「八幡神(やはたのかみ、はちまんじん)」は武士から武運の神「弓矢八幡」として崇敬を集めていたので、そこにルーツがあるのではないかと思いました。巨大破魔矢は日本各地の神社の祭事でしばしば観ることができますが、吉利倶八幡のように常に置かれているのは珍しいと思います。

山科区(市営地下鉄沿線)では「勧修寺」「随心院」「醍醐寺」などが有名な観光名所になっていますが、この「吉利倶八幡」や「坂上田村麻呂の墓」などの隠れた名所も点在しています。京都観光の上級者を目指すなら、あるいは地元民なら欠かさずチェックしてください。山科は桜の樹が多いですが、隠れスポットには観光客がほとんど訪れないので、春の桜吹雪をこっそり独り占めできます。

吉利倶八幡
最寄駅:市営地下鉄東西線小野駅徒歩5分
住所:京都市山科区勧修寺御所内町94
電話:075-571-4387