新緑映える王朝絵巻 葵祭 2013

雲ひとつない晴天に恵まれた5月15日。今年も京都三大祭りの一つである「葵祭(賀茂祭)」が行われました。世界遺産の下鴨神社、そして上賀茂神社の五穀豊穣を祈る例祭です。10時30分に京都御所を出発した平安王朝の優雅な装束の行列は、下鴨神社を経て上賀茂神社へと向かいます。今年のヒロイン・第58代斎王代は、京都市左京区出身で聖心女子大3年の長瀬摩衣子さんが務めます。

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過去記事→「京都葵祭2013第58代斎王代は長瀬摩衣子さん」

上賀茂神社の競べ馬の騎手が努める「乗尻(のりじり)」を先頭に、藤の花などを軒に飾った牛車(ぎっしゃ)・風流傘(ふりゅうがさ)、そして斎王代が乗る腰輿(およよ)と続く大行列は非常に優雅です。冠や衣装に挿したフタバアオイの葉も新緑に映え、行列に華を添えていました。今年は京都御所、北大路通、そして上賀茂神社で行列を見ましたが、何処も大変な混雑ぶりで、葵祭の人気を改めて知った一日でした。

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-行列コース-
京都御所 出発(午前10時30分)堺町御門 → 丸太町通 → 河原町通 → 下鴨神社到着(11:40)
下鴨神社 出発(14:20)→下鴨本通 → 洛北高校前(14:40) → 北大路通 → 北大路橋(14:55) → 賀茂川堤 → 上賀茂神社到着(15:30)

上賀茂神社では、蔵人所陪従(くろうどどころべいじゅう)が雅楽を奏しながら参道を進みます。新緑に包まれた神社はとても美しく、平安絵巻さながらの風情を楽しめました。その後、腰輿から降りた斎王代が続いて歩いていきます。十二単に身を包み、ゆっくりゆっくり進んでいきます。が、距離がありすぎて、全く見えませんでした。残念です。今回は葵祭を締めくくる「走馬の儀」を見ずに帰路についたので、来年またチャレンジしてみたいと思っています。

葵祭「路頭の儀」
開催日:5月15日
ホームページ:http://www.kamigamojinja.jp/kamo/index.html(上賀茂神社)、http://www.shimogamo-jinja.or.jp/(下鴨神社)

京都市民の憩いの場「鴨川」

京都に越してきてもうすぐ2年が経ちます。世界文化遺産、古い街並み、生活に密着した伝統の心など、京都という町の魅力をあげるときりがありませんが、今回は京都市民の憩いの場「鴨川(賀茂川)」の魅力について書いてみたいと思います。

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鴨川は北区雲ヶ畑・桟敷岳を源とし南下、上京区出町付近で高野川と合流した後、桂川の合流点に至るまで京都市内を南北に流れる約33kmの河川です。高野川との合流点から上流を賀茂川、下流を鴨川といいますが、一般的には総称して「鴨川」と呼ばれています。川の両側には遊歩道があり、自転車や徒歩での利用は勿論、京都マラソンのコースなどにも使用されています。憩いの場として中でも有名なのは、高瀬川と賀茂川が合流する「鴨川デルタ」です。特徴的な三角の形をした陸地、そして川と川を繋ぐ飛び石が並び、家族連れやカップル、観光客など大勢の人が訪れる場所です。映画のロケ地としてもよく利用され、「鴨川ホルモー」や「パッチギ」などにも登場します。文学では、京大出身の作家・瀧羽麻子作の「左京区七夕通東入ル」にも出てきたりと、とにかく地元の人々の生活に密着しています。余談ですが、皆さんここ鴨川デルタでは鳶に注意しましょう。食べ物を狙おうと上空を飛んでいる姿は、なかなか迫力があります。

春の桜、鮮やかな新緑、色とりどりの紅葉、そして雪景色と、どの季節も美しく違った顔を見せる鴨川。芝生に寝転んでの読書や楽器の練習、家族でランチなど思い思いに過ごす姿は見ていて微笑ましくなります。ただ理由もなくただふらっとそこまで、と出かけたくなる魅力が鴨川にはあります。川のせせらぎは私たちの喜びも悲しみもそっと包んでくれます。京都が誇るべきは社寺でもあり、祭りでもあり、鴨川でもあるのだと感じています。京都観光の際には。ぜひこの鴨川を歩いてみてください。そこには観光とは違った楽しみが待っていると思います。夏には京都鴨川納涼床もオススメです。

京の風物詩 京都鴨川納涼床への誘い→http://www.kyoto-yuka.com/

↓鴨川の芝生で日向ぼっこしているときに聴く曲です。他にくるりも聴きます。