千本ゑんま堂の「普賢象桜」が見ごろです 2015年

上京区の千本ゑんま堂では普賢象桜が見ごろを迎えています。八重の花弁の中から牙のような双葉がでている姿が象に乗っている普賢菩薩に似ているところから「ふげんぞう」の名が付いたといわれています。ここ千本ゑんま堂が発祥とされ、毎年4月の中旬から下旬にかけて見ごろとなります。

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咲き始めは白い花弁ですが、散るときにはピンク色に染まるというなんとも風流な桜でしょうか。一ひら二ひらではなく花冠のままぼとりと落ちる散り様が、さながら斬首される囚人の姿に似てるため、中世の所司代は、この花を獄舎の囚人に見せ仏心を起こさせたともいわれています。

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今年は桜の開花時期が非常に短く少々残念な年ではありましたが、こうやってまだ桜を楽しめることを嬉しく思いました。同じく見ごろの藤棚や遅咲きの八重桜との共演もとても美しかったです。

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千本ゑんま堂の開基である小野篁卿は、この世とあの世を行き来する神通力を有したとされる伝説の人物でもあります。本尊である閻魔法王は怖いお顔から地獄の支配者のように思われていますが、実は人間界をつかさどるとても身近な仏様です。必ずお参りしましょう。正式名は引接寺(いんじょうじ)といい、夏のお精霊迎え・ゑんま堂狂言などが有名です。

引接寺(千本ゑんま堂)
住所:京都市上京区閻魔前町34
境内無料
ホームページ:http://yenmado.blogspot.jp/

56年ぶりの修復を終えた 平等院鳳凰堂へ

昨年の4月に56年ぶりの大改修を完了した宇治・平等院鳳凰堂へと出かけてきました。訪れようと思い続けて約1年。遅いレポートとなりましたが、お付き合いいただければ幸いです。

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2年間かけて行われた修復では、柱や扉を赤茶色の「丹土(につち)」で塗り直され、屋根の上の鳳凰には金ぱくが施されました。10円玉でおなじみの鳳凰堂は創建当時の建物を追求し、極楽浄土を体現した絢爛な姿にと様変わりしています。古式の「わびさび」か修復して「彩色」かと議論は絶えなかったようですが、個人的な感想としては修復後の姿の方が鮮やかで美しく感じました。わかりやすいように過去の鳳凰堂の写真も載せてみました。

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(2015年現在)

(2011年4月)

内部拝観では本尊阿弥陀如来坐像を目の前で見ることができます。日本の仏像作家を代表する仏師・定朝によって平安時代後期に造られ、日本独自の寄木造りの完成した技法を示しています。時の流れを感じながら鑑賞した時間は15分と短いものでしたが、心に残るひとときとなりました。平等院へ出かけた際は必ずご覧ください。境内に入ってからすぐに内部拝観のチケットを購入しておくと、その後鳳凰堂・ミュージアムを見学している間に内部拝観の時間になるので、早めに買っておくのが鉄則ですよ。これからの時期、境内の藤棚も咲き始め気持ちのよい新緑の季節がやってきます。京都から少し足を伸ばせば宇治市です。今年も観光シーズンがはじまりますね。

宇治観光の際の記事をまとめています。ご参考ください。
過去記事→「宇治観光その1 平等院鳳凰堂」「宇治観光その2 宇治上神社」

平等院鳳凰堂
住所:京都府宇治市宇治蓮華116
拝観時間:平等院庭園 8:30~17:30(17:15受付終了)
鳳凰堂内部 通年受付:9:10~午後4:10 (拝観開始9:30より開始、以後20分毎に1回50名様)
※内部拝観希望者が多数の場合は最終受付以前に終了する場合もあります。
拝観料:600円
ホームページ:http://www.byodoin.or.jp/index.html