京都の年中行事「3月の催し・伝統行事」

まだまだ寒い日が続きますが、3月に入ると春はすぐそこのような気分になります。そろそろ京都の町が最も華やかになる桜の季節の到来です。今年はどんな情景を見せてくれるのでしょうか。

3月第1日曜日 「梅・産(うめ・うめ)まつり」梅宮大社 約35種550本の梅が境内全域に植えられている梅宮大社で、シンボルでもある梅が見ごろを迎える頃に子授けと安産、諸々の産業繁栄を祈願するお祭りです。神酒や神苑の梅より造った梅ジュースの無料接待もあり。
ホームページ:http://www.umenomiya.or.jp

3月3日 「ひいな祭」市比賣(いちひめ)神社 「女人厄除」の神社として信仰を集める神社のお祭り。近隣の「ひと・まち交流館 京都」で、「男雛女雛の着付実演」「ひとびな勢揃(雛段)」「官女の舞」「平安貴族の遊び」(投扇興、双六、ひな茶接待など)などの行事が見れます。

3月3日 「流し雛下鴨神社 ひな人形をみたらし川に流し、子供たちの無病息災を祈る神事です。当日はかなり混み合います。

3月3日 「春桃会(しゅんとうえ)」三十三間堂 「三十三間堂」の名前にちなんで「三」の重なる桃の節句に行なわれる法会です。華道池坊の献花式と華展、瀬戸内寂聴師の青空説法や千体観音像を特設の高壇から遥拝するなど、境内はお祭りムードいっぱいです。当日は無料公開、限定の女性専用「桃のお守り」も授与されます。

3月初旬~中旬(2017年は3日~12日まで) 「東山花灯路2015」東山周辺 清水寺、円山公園、高台寺、八坂神社と観光スポットが並ぶ東山周辺が行灯の灯りといけばなの花で彩られます。いつもとは違う夜の町を散策してみては。イベント盛りだくさんです。過去記事→東山花灯路2012清水寺「東山花灯路2012知恩院」

3月9日 「雨乞祭」 貴船神社 農耕作業の始まる時節を前に、今年一年の天候の順調、適度な雨の恵みと五穀豊穣を祈念します。雨乞祭に引き続き行絵馬焼納式も行われます。

3月10日 「芸能上達祈願祭」 法輪寺 本尊の虚空蔵菩薩は芸能守護の仏様として知られおり、祈願祭では芸の上達を願う祈願法要が本堂で営まれた後、茂山忠三郎社中による奉納狂言が行われます。

3月13日 「十三まいり」法輪寺 古来より京都では営まれてきた習慣です。かぞえ年十三歳に成長した男女が成人の儀礼として3月13日から5月13日までの間に法輪寺に参詣し、十三歳の厄難を払って智恵を授かりに行きます。
帰りはいただいた智恵や福徳をなくさないよう、渡月橋を渡り終えるまで後ろを振り向かないという風習もあり。

3月15日 「お松明式・涅槃図、嵯峨大念仏」 嵯峨釈迦堂 清凉寺 京都三大火祭の一つである嵯峨のお松明は圧巻の一言。約7mの高さに組まれた大松明は三基組み立てられ、それぞれ早稲(わせ)・中稲(なかで)・晩稲(おくで)と呼ばれ、その火の勢いで毎年の農作物の豊凶を占うとされています。京都三大念仏狂言の一つ、嵯峨大念仏狂言(国・重要無形民俗文化財)が行われ、日中は本尊の釈迦如来像が無料公開と大勢の人で賑わいます。

3月中旬(2014年は14〜15日)「青龍会」 清水寺 東山山系「青龍」の地に位置する清水寺。荘厳な装束に身を包んだ一行と青龍が、奥の院から音羽の瀧、経堂、三重塔、西門、門前町を経て、再び仁王門から轟門、本堂へと、境内をぐるりと練り歩きます。見学は無料。

3月21日 「和泉式部忌」 誠心院 平安時代の歌人として有名な和泉式部が初代住職のお寺で、命日に当たる3月21日に式部ゆかりの謡曲、「東北」「誓願寺」が奉納されます。

3月22日 「千本釈迦念仏」千本釈迦堂 お釈迦さまを偲んで行われる法要で、兼好法師の「徒然草」にも記載のある伝統行事です。

3月後半 「京都大アンティークフェア」パルスプラザ(京都府総合見本市会場)大展示場 日本全国から300店以上の古美術・アンティークディーラーが集結し展示即売を行います。刀剣、掛軸、陶磁器、古民具、着物、版画、書画、アジア雑貨など、外国の方も多めです。(今年2016年は3/25~3/27まで)

3月31日 「はねず踊りと今様」 随心院 小野小町と彼女を慕った深草の少将の物語を、二人に扮し華やかな衣装に身をつけた少女たちが踊ります。はねずとは「薄紅色」のことで、ここの梅も親しみを込めてそう呼ばれていたそう。春にのみ特別公開される梅園も見所の一つ。

京都の年中行事「2月の催し・伝統行事」

2月の京都の催しといえばやはり節分祭です。趣向を凝らしたものが多く、わくわくする行事が盛りだくさんです。存分に冬の京都を楽しめますよ。

2月1〜2日 「湯立神楽」 石清水八幡宮 岩清水から汲み上げた御清水を沸かし神前に献上します。笹の葉で湯を振りまき無病息災・五穀豊穣を願います。

IMGP0379

2月2〜4日 「節分祭」 各社寺 「京都で厄除け 節分ガイド 2017」で詳しく取り上げています。

2月初午の日 「初午大祭」伏見稲荷大社 初午詣は福詣とも呼ばれ京洛初春第一の祭事といわれています。授与される「しるしの杉」は商売繁盛・家内安全の御符は限定品。

2月初午の日~「初午大根焚き法要」三千院 大根は大原の里で真心こめて育てられた有機栽培のものを使用。無病息災・開運招福を願って特別祈祷された熱々の大根が参拝者・約1,000人ほどに無料で配られます。

2月8日 「針供養」 法輪寺 本尊である虚空蔵菩薩は技芸・芸能関係者の守護仏としても信仰されています。折れた針を供養し、普段固いものばかり刺している針を柔らかいコンニャクなどに刺して休ませることで、裁縫の上達を祈る行事です。

2月一億劫日功徳日 「世継地蔵尊大祭」世継地蔵上徳寺 立春の後、ご利益の最も多いとする毎年2月の一億劫日功徳日に催されるご利生祈念の法要です。山伏による柴灯護摩供などが行われ、酒粕汁の無料接待などもあります。

2月11日(祝)「紀元祭」上賀茂神社 建国記念の日である11日に初代天皇である神武天皇即位を奉祝する催しが行われます。蹴鞠や武道などの奉納もあり見どころ沢山です。

2月11日(祝) 「阿含の星まつり」北花山(阿含宗総本殿境内地) 阿含宗最大の行事で約30年ほど前から行われています。参拝者が例年50万人を超え、京都の冬の風物詩ともいわれています。

2月11日 「城南宮七草粥の日」 城南宮 春の七草を神前に供え1年間の無病息災、延命長寿を祈願します。春先に若菜を贈り息災を願う風習は「源氏物語」若菜の巻にも登場しています。一膳500円。

2月中旬「京都マラソン」京都市内 西京極総合運動公園をスタ-トし、平安神宮のゴール目指して国内外のランナーたちが京都の町を駆け抜けます。山紫水明の自然や観光名所をまわるコースで人気のマラソンです。

2月23日 「五大力尊仁王会(ごだいりきそんにんのうえ)」 醍醐寺 祖師である、理源大師聖宝の遺訓に則って、上醍醐五大堂等に於いて修行された「仁王会式」の大法要を中心とする醍醐寺最大の行事です。当日に限り災難・盗難のおまもり「五大力尊御影」が授与されます。最近では五大力餅という巨大な餅を持ち上げる、「餅上げ」が有名です。

2月23日 「五大力尊法要」積善院準提堂 法要が読まれ、山伏による柱源護摩供養の後お札焼きや五大力菩薩のご開帳がされます。盗難除けの御札の授与や粕汁の無料接待(9時30分より無くなり次第終了)も。

2月24日 「幸在祭( さんやれまつり )上賀茂神社 上賀茂地域の元服(成人の)儀式です。男子15歳になると「あがり」といい、里の仕事、祭礼、町内行事などで一人前の大人として扱われるようになります。

2月25日 「梅花祭」 北野天満宮 豊臣秀吉が北野大茶湯を催したことに因んだ「梅花祭野点大茶湯」が開かれ、天神市と共に当日は大変賑わいます。