祇園祭 山鉾その13「北観音山」

「上り観音山」ともいわれ、くじとらずで毎年後祭の巡行の先頭をいくのが「北観音山」です。応仁の乱の時代から隣町の「南観音山」と1年おきの交代で山を出していたといわれています。隔年にでるというのは例がなく、この両山だけだったそうです。以前は神輿のように曳手が担ぐ舁山(かきやま)でしたが、後に現在の曳山になったといいます。「山」といわれていますが、鉾と同じような外観・規模を誇っています。


(2012年7月13日:北観音山曵き初め)

町内には古くから三井家・松坂屋などの豪商も居住していたため、前掛・胴掛・見送・水引をはじめ、破風飾り・飾金具など多数の豪華な懸装品を数多く所有しています。破風の彫刻は片岡友輔作、胴掛にはトルコ花文の緞通が用いられています。見送は雙鳳群児文(そうほうぐんこもん)の綴錦、欄縁などの錺金具(かざりかなぐ)の細部にわたる精巧さは一層この山を華麗なものに見せています。北観音山の一般搭乗はできませんのでご注意下さい。

山の上には楊柳(ようりゅう)観音像と韋駄天立像を安置。鉾ではないので真木の代わりに松の木を立てています。北観音「山」と呼ばれると理由はここにあります。毎年、鳴滝から届けられる二本の真松を、南観音山と縄切れのくじを引いて所有を決めます。屋根には真松、巡行の際には楊柳観音の象徴として山の後方に柳の枝を差し込んいます。町内に戻るとここの柳の枝を受け取ろうと地元の人や観光客達が大勢待っています。柳の枝を頂くと1年間の厄除けになるとされているからなんです。粽と一緒に置いておくと一層の効果がありそうですね。

北観音山
住所:京都市中京区新町通六角下ル六角町
山建て:19日午前6時〜
舁き初め:20日午後3時
一般搭乗はなし
HP:http://www.rokkaku.sakura.ne.jp/