祇園祭 山鉾その16「占出山」

神功皇后が肥後国松浦の鮎を釣り、戦勝の兆としたという説話によるのが「占出山(うらでやま)」です。通称は「鮎釣山」、明治時代までは「あいわい山」という名で呼ばれていたそう。御神体の神功皇后は古くから安産の神として祀られており、船鉾と同様に安産の「山」として知られています。山鉾巡行のくじ順が早いとその年のお産は軽いとされているそうです。公家の信仰も厚く女院や公卿の姫君などから安産の御礼として寄進された、小袖や打掛・水干など御神体の衣装には名品が多く、「占出さんは一番の衣装持ち」といわれているほど。

前懸と胴懸には日本三景の「天橋立」「松島」「厳島」が描かれていて、近年の胴懸の新調には10年もの月日が費やされたそうです。優れた装飾品を多く有するのが特徴でもあります。また、占出山で由来で祇園祭の時にだけ限定発売されるのが、大極殿本舗さんのお菓子「吉兆あゆ」です。可愛らしい鮎の形をしたお菓子も大変人気だそう。お土産としても喜ばれそうですね。

山鉾が集まる室町通のそばにあり夜店などで混雑する場所にあります。アクセスは非常に良いですが、夜には一方通行になるのでご注意下さい。宵山では安産のお守りと腹帯が授与されます。

占出山
住所:京都市中京区錦小路通室町東入占出山町
山建て:13日9時〜
授与品:粽、御守など