祇園祭 山鉾その18「霰天神山」

永正年間に京都で大火があったとき、突然霰が降り猛火が瞬く間に消えたことが由来となっているのが「霰天神山(あられてんじんやま)」です。その折、霰と共に一寸二分(約3.6センチ)の天神像が降ってきてこれを祀ったのがこの山の起こりとされています。別名は「火除天神山」。多くの山鉾が焼けた天明や元治の大火の時も、この山だけは残ったといい今でも町の誇りとなっています。宵山では子ども達が「雷(らい)よけ火よけのお守はこれより出ます」と歌い、「火除け・雷除け」の御守りが授与されます。

山の上には欄縁にそって朱塗り極彩色の廻廊をめぐらし、中央に唐破風春日造の神殿を安置していて特徴があります。見た目も非常に華やかです。左右の胴懸は上村松篁・淳之親子の原画による「花鳥図」で親子の共演を堪能できます。前懸は16世紀のベルギー製で「イーリアス」を描いた3枚のタペストリーがつないであるものを使用しています。

霰天神山の手ぬぐいは他の町内とは少し違う黒を基調としています。デザインも素敵で毎年売り切れになるそう。祇園祭に行くと手ぬぐいのデザインが良いので、ついつい欲しくなってしまいます。運が良ければ粽を販売する舞妓さんにも会えるかも?!会所には空から降ってきたというとっても小さな天神様も御神体として祀られています。拝むと何だかとてもありがたい気持ちになりましたよ。

霰天神山
住所:京都市中京区錦小路通室町西入天神山町
山建て:13日8時〜
授与品:粽、御守(火除け、雷除け)