祇園祭 山鉾その19「郭巨山」

郭巨山(かっきょやま)は、中国史話・二十四孝の一人である郭巨の釜掘りの故事にちなんでつくられた山です。貧しさのあまり年老いた母と幼子を養うことができなかった郭巨は、苦渋の決断の末に幼子を捨てようと穴を掘ったところ黄金の釜を掘り当てたといいいます。その後、家族は円満に暮らしたことから金運招来の山とされています。別名は「釜掘り山」。粽には由来にちなんだ「金運開運の小判」が御守りとして添えてあり縁起の良さが評判です。お隣の滋賀県・大津祭にも同じく郭巨山という曳山があるなど、全国的に金運にあやかったストーリーが人気な点も伺えます。

屋根には紺地に神紋の日覆い屋根、乳隠しの欄縁飾りと遠目からも目立つのが特徴です。御神体の郭巨と童子は金賞亭利恭作で、童子が笑顔であるのが可愛らしいところ。近年の新調事業により上村松篁下絵なる前懸「秋草図」、胴懸「花の汀」と「春雪図」、見送「都の春」、後懸「阿国歌舞伎図」などを数多くを新調しています。

少し変わった縁起物として、親孝行と子育ての由来と山鉾唯一の懸装品の「乳隠し」にちなみ母乳の出を守る「御乳御守」があります。こちらは7月14日~16日の期間のみの限定発売です。プレゼントなどにいかがでしょうか。

郭巨山
住所:京都市下京区四条通西洞院東入郭巨山町
山建て:13日8時〜
授与品:粽、手ぬぐい、扇など