祇園祭 山鉾その24「白楽天山」

唐の詩人・白楽天が道林禅師に仏法の大意を問うところであらわしているのが「白楽天山(はくらくてんやま)」です。道林禅師は「諸悪莫作、衆善奉行(善いことをせよ。悪いことはするな)」とはぐらかすような答えで 白楽天は「そんなことは3つ子も知っています」と呆れますが、「左様、しかし80歳の老翁でも行いがたいことなのだよ」と答えたといいます。その答えを聞き、白楽天は道林の徳に感服して帰ったといいます。山の上には道林禅師と白楽天の姿がありますが、脇役の白楽天の方が山の名前になっているという点が面白いところです。

白楽天山はヨーロッパのタペストリーを懸物を複数使用し飾っているのが特徴です。前懸は鶏鉾や鯉山のものと同じく、ギリシャの叙事詩「イーリアス」の中のトロイ陥落を一場面をあらわしています。胴懸、水引、そして見送りはフランスから購入したタペストリーで、他に染織作家山鹿清華の「北京万寿山図」手織錦の見送もあります。白楽天山の御神体の一つ・道林禅師は、松の木の上で生活していたといわれていて、その高さはカササギの巣と同じかなりの高さだったそうです。そんな話から屋根にに立てられる松の木はとにかく一番高さのあるものが選ばれています。

絵馬やお守りには白楽天山の特徴である「学問成就」のものが授与されます。受験生の方はぜひ。こちらの白楽天山のホームページには道林禅師と白楽天の着付け仕方から山ができるまでが詳しく載っています。こんな風に作業しているのですね。勉強になります。

白楽天山
住所:京都市下京区室町通仏光寺上ル白楽天町
山建て:7/13 9時~
授与品:粽(学業成就の御守付)・手拭・合格手形絵馬
ホームページ:http://www.hakurakutenyama.jp/