祇園祭 山鉾その25「四条傘鉾」

傘に織物の「垂(さが)り」をつけた鉾と棒ふりばやしによる巡行という、応仁の乱以前の古いスタイルを持つのが「四条傘鉾(しじょうかさぼこ)」です。明治4年の巡行以降休み山となっていましたが、昭和60年に傘鉾の本体が再興、昭和63年には踊りと囃子ものが復元され、巡行を再開しています。傘鉾というのは、儀杖(ぎじょう)用の矛に傘を付けたもので、神事では神様の仮のお姿として祀られたといいます。

踊りと囃子は、室町時代の風流踊で京から滋賀県の滝樹神社へと伝えられ今も伝承されている「ケンケト踊り」を基に復元されています。棒振り踊の構成は、棒振り2人と鉦・太鼓・ササラ各2人の計8人の子供からなり、巡行では2組の計16人で町を練り歩き踊りを披露してくれます。大人のかげばやしに合わせて踊る様子は、綾傘鉾とはまた違った味わいがあります。子供達の被っている花傘も非常に可愛らしいですよ。傘の上には花瓶、赤幣、若松を飾り、垂れは鈴鹿雄次郎製作の「麗光鳳舞之図」といわれています。

15、16日には、会所前で1日4度ほど「くじ改め」の所作と「棒振り踊り」が披露されます。巡行当日には混み合い、なかなか見ることのできないくじ改めを見れる貴重な機会ですのでお見逃しなく。また毎年、京都ロイヤルホテル&スパ前では四条傘鉾(綾傘鉾も)による棒振り囃子が行われています。こちらのパフォーマンスがぜひ見たいという方にオススメです。

四条傘鉾
住所:京都市下京区四条通西洞院西入ル傘鉾町
鉾建て:7月14日 7時〜
授与品:粽、開運・縁結びわらじ飾りなど