沙羅の花を愛でる会「東林院」

沙羅双樹の寺として知られる妙心寺塔頭・東林院で、毎年恒例の「沙羅の花を愛でる会」が始まりました。朝に咲き夕方には散る沙羅双樹は、儚さの象徴として「平家物語」にも登場します。本堂前の木の根元、苔の上に白い花がポツポツと散る可憐な様子はこの期間だけ見れる特別なものです。

沙羅とはナツツバキの別名、また一日で咲き散ることから「一日花」ともいわれています。沙羅双樹は釈迦入滅の際に、いっせいに花咲きその死を悲しんだとされ仏教徒と深い関わりのある木です。咲く様だけでなく、散り方の美しさを思う日本人の心。ずっとずっと大切にしていきたいものです。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ

22日(土)には沙羅の夕べ・琵琶演奏と特別の精進料理を楽しむ宴(筑前琵琶演奏・抹茶と特別精進料理付き12,000円)も開催される予定です。要予約ですので東林院までお問い合わせ下さい。

妙心寺東林院
住所:京都市右京区花園妙心寺町
開催期間:6月15日〜30日
問い合わせ:075-463-1334
沙羅の花を愛でる会(お抹茶付):1,580円