そうだ京都、行こう。2013年夏は「石清水八幡宮」

「そうだ京都、行こう」でお馴染みのJR東海・夏のキャンペーン地は石清水八幡宮となりました。平安京の裏鬼門(西南の方向)を守護し、鬼門の(東北の方向)比叡山延暦寺と共に都の守護、そして国家鎮護の社として崇敬を受けきた社です。地元の人々からは「やわたのはちまんさん」の名で親しまれる石清水八幡宮は、日本三大八幡の一つでもあります。

京阪電車に揺られて約20分、八幡市駅を降りると右手に京阪男山ケーブルが見えてきます。季節と客数によりますが概ね15分おきの運行です。ローカルなケーブルに乗るとあっという間に本殿西側・ケーブル参道へと出ます。鳥のささやかな鳴き声が聞こえる中、男山を上っていくとついに八幡宮へ。

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訪れたのがちょうど6月29日だったので、職人さん達が茅の輪づくりをしている真っ最中でした。丹念に作られた茅の輪をくぐり、社殿へと向かいます。

平安時代初期、空海の弟子であった僧・行教が宇佐八幡宮へ参詣した際「吾れ都近き男山の峯に移座して国家を鎮護せん」と八幡大神の神託を受け、翌年社殿を建立、そこから歴史が始まります。鎌倉時代には、源氏の氏神と崇められ、武神としても信仰されるようになり、足利家、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と歴史上の名だたる戦国武将たちも必勝祈願に訪れたといわれています。授与品・八幡御神矢のいわれはここからきているようです。また源義家はここで元服し、「八幡太郎」と名乗った場所としても知られています。

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国の重要文化財に指定されている朱色の社殿は、青空の下美しく輝いていました。お宮参りの家族連れや観光客など広い境内はゆったりとした雰囲気で、とても居心地が良かったです。入口である南総門から社殿を見ると、社殿が少し西側を向いていますが、これは御神前にて参拝したのち帰る際に、八幡大神様に対して真正面に背を向けないよう中心を外す作り方をしているためです。社殿をぐるりとまわると、珍しい校倉建築や鬼門封じのためい東北の角が切り取られた石垣なども目にすることができます。内部中央には織田信長寄進の「黄金の雨樋(あまどい)」、廻廊には江戸時代の名工・左甚五郎(ひだりじんごろう)一派らの作といわれる欄間彫刻が施されています。

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木津川、宇治川、桂川の大きな三川が合流する自然豊かなこの地の景色は展望台から見ることができます。遠くに見える京都の町並みをゆっくり眺めてみるのも良いですよ。7月13日(土)~8月31日(土) には夏限定の夜間ライトアップもありますので、昼間とは違う光に包まれた境内を堪能してみては。

ちなみに、関東では超おなじみの「そうだ京都、行こう」のCMは関西ではあまり流れていないそうです。このCMを見て京都を訪れる人も多いので、ぜひ関西でもCMを流して、地元の人にも改めて京都のもつ素晴らしさを再認識してほしいと思っています。ぜひ。

※ケーブルを使用せずに本殿へお参りすることもできます。その際は駅を出て左へ向かって下さい。一の鳥居から表参道へとつながっています。裏参道は土砂崩れで今後何年かは通行禁止です。

過去記事→そうだ京都、行こう。2013年春は「妙心寺退蔵院」

近くの観光スポット→「時代劇ロケ地の旅、流れ橋(上津屋橋)」

石清水八幡宮
住所:八幡市八幡高坊30
参拝時間:5時30分〜20時
境内自由
ホームページ:http://www.iwashimizu.or.jp/top.php