祇園祭 山鉾その33「大船鉾」 2014年から巡行に復活!

応仁の乱以前からの古い歴史をもち、「船鉾」と同じ神功皇后を御神体に祀るのが大船鉾(おおふねほこ)です。幾度の焼失にあいますが、その度復興を遂げ豪華な懸装品や金幣などを保持していましたが、1864年の禁門の変により木部など多くを焼失以後は休み鉾となります。その後は御神体と懸装品を飾るだけの「居祭り」を行ってきましたが、1997年に宵山のお囃子が復活した後、本格的な巡行復興を目指してきました。2014年は142年ぶりに唐櫃で巡行し、大勢の観光客達から大きな拍手が送られました。ぎしぎしと音を立てて進むその姿は勇壮で、町を練り歩く姿は圧巻でしたね。みんな追いかけながら夢中でシャッターを切っていましたよ。

祇園祭で神功皇后を祭神としているのが占出山・船鉾・大船鉾です。戦のゆくえを占うために鮎を釣られた姿を表したのが占出山、戦に出陣する船を表しているのが船鉾、戦に勝って凱旋する船を表しているのが大船鉾です。よく見ると船鉾の御祭神は鎧姿ですが、大船鉾の御祭神は鎧を脱ぎ狩衣をまとった姿と少し違っています。 「出陣の船鉾」と呼ばれることに対し、大船鉾が「凱旋の船鉾」と呼ばれる由来はここからきています。

以前、釘を一本も使わずに組み立てられた大船鉾の骨組の実物が、京都駅近く京都ヨドバシビルの1階北東角の「京都市無形文化遺産展示室」にて無料で公開されていました。真新しい山鉾を見る非常に貴重な機会に訪れることができて良かったなぁと思っています。訪れた時には、地元の方でしょうか、本当に嬉しそうに鉾の一つ一つを丁寧に説明をしてくれ写真まで撮ってもらったことがあります。待ち望んだ復活後の大船鉾にも目が離せませんね。

大船鉾
住所:京都市下京区新町通四条下る四条町
鉾建て:18日午前7時~
曳き初め:20日午後3時~
ホームページ:http://www.ofunehoko.jp