そうだ京都、行こう2013盛秋「南禅寺 天授庵」

秋が近づいてくると今年のJR東海のキャンペーン地はどこになるのだろうと思いをはせます。今年は南禅寺塔頭の「天授庵(てんじゅあん)」が選ばれました。南禅寺は亀山法皇が大明国師を開山に迎え1291年に開創されました。その50年後、大明国師を祀る塔がないことを惜しんだ虎関師錬(こかんしれん)が、朝廷に開山塔の建立を願い出て天授庵が建立されたされています。現在の建物は応仁の兵火で焼失したものを、細川藤孝によって再興されました。

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入口をはいり左手に曲がると、目の前にはすぐに庭園が見えてきます。こちらは「本堂前庭(東庭)」で、白砂と苔に縁取られた菱形の石畳が並ぶ枯山水庭園です。まだ紅葉の見頃には早い時期でしたが、それでも緑と赤のコントラストが見事でしばし物思いにふけたくなる美しさがあります。ここでは方丈に座ってゆっくりお庭を見れるのも魅力的です。奥に進むと違った趣がある池泉式回遊庭園の「書院南庭」が広がっています。突き出した出島によって区切られた東西2つの池の周囲に 杉の木やカエデなどの紅葉の木々を配する鎌倉末期から南北朝時代の特色を備えています。池をまわりをぐるりと歩いて、ジグザグの木の橋を渡り飛び石を越えたりと違った形で紅葉を楽しめます。水面にちらちらと落ちる紅葉した葉っぱにも風情があります。南禅寺では重厚な三門、レトロな水路閣、そして南禅院など他にも見どころも沢山です。こちらも合わせてお楽しみください。

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天授庵はライトアップもオススメです。夜になると拝観ルートが変わり、昼間入れなかった書院や本堂の中から紅葉を楽しめます。少し肌寒い秋の夜にみる幽玄な美しさが心に残ること間違いないでしょう。紅葉の人気スポットですが、閉門間際の少しの時間がおすすめなどという話もちらほら聞きます。短い秋の夜、ぜひ京都の紅葉を愛でに出かけてみては。

過去記事→「京都・南禅寺の紅葉 2012」

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南禅寺 天授庵
住所:京都市左京区南禅寺福地町86-8
拝観時間:9時〜17時(11/15~2月末は16時30分) ※拝観休止日→11月11日午後~11月12日午前
拝観料:400円
ライトアップ(11月15日〜30日まで):17時30分〜21時 料金:500円