「モミジの永観堂 」紅葉状況 2013

「モミジの永観堂」というぐらい全国的に名高い紅葉の名所です。千百有余年の歴史を持った京都有数の古刹で、現在は浄土宗西山禅林寺派の総本山です。正式名称は「禅林寺」ですが、親しみを込めて永観堂と呼ばれています。時は853年、藤原関雄という文人の山荘を、弘法大師の弟子である真紹(しんじょう)が真言密教の寺として始まりました。大きく発展したのは、平安時代中期に入寺した永観(ようかん)律師の時代です。恵まれない人々の為に奔走した永観を親しんで、現在の永観堂という名で呼ばれるようになりました。

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境内はとても広く一周するのに大体1時間ぐらいの時間を要します。大玄関から諸堂へ入り、「釈迦堂」「御影堂」を経てご本尊「みかえり阿弥陀」がまつられる「阿弥陀堂」へと繋がっています。毎年この時期には「秋の寺宝展」が開催され、通常の拝観では見ることができない二十五菩薩来迎図(重文)なども拝観できます。時間をかけてお堂をまわり山の斜面に沿って巧みに作られた廊下「臥龍廊」を上ると、最後に阿弥陀堂へ。永観が阿弥陀堂のまわりを念仏して行道していたときに、須弥壇に安置してある阿弥陀如来が段をおりて、永観の先に立ち念仏行道を始めたそう。仰天し呆然と立ち尽くす永観に、阿弥陀如来は左肩越しに振り返り「永観、おそし」と声をかけたといいます。この姿を永く後世に伝えたいと永観が願うと、阿弥陀如来像は見返ったままの姿になったと伝えられてるのがみかえり阿弥陀です。左手を向き、輝きを放つその姿は思わず見とれてみてしまう美しさがあります。正面からもそして、顔を向けている左側からもお参りすることができます。

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諸堂から庭園にでると色づき始めた紅葉が目に入ってきます。庭園内には約3,000本ほどのモミジが植えられてあるとあって、迫力ある見事な紅葉が楽しめます。橋から見上げる放生池と多宝塔、そして反対に多宝塔から見下ろした紅葉などスポットが目白押しでどれも素晴らしいです。モミジが彩る美しさは忘れられないものとなることでしょう。紅葉は色づきはじめたばかりでこれからという感じでしたが、もう既に大勢の観光客の姿を目にしました。週末は庭園にある永観堂みかえり茶屋前・池の橋の上で、雅楽の演奏がおこなわれています。

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夜にはライトアップもされています。こちらも混雑必須ですが、見る価値はあると思います。寺宝展とライトアップは入れ替え制です。昼夜継続しての拝観はできませんのでご注意下さい。夜は急に冷え込みますのであたたかい格好にてお出かけください。

永観堂(禅林寺)
住所:京都市左京区永観堂町48
拝観時間:9時〜16時(17時閉門)
拝観料:1,000円(秋の寺宝展:11月8日〜12月5日)※通常拝観は600円
ライトアップ:600円
ホームページ:http://www.eikando.or.jp