少し足を延ばして「アサヒビール大山崎山荘美術館」 

少しずつあたたかくなってきて、どこか行きたいなと思う季節になってきました。そこで週末に京都市内から少し足を延ばして大山崎町へと出かけてきました。京都駅からJR線に揺られること15分程度。行きたいなと思っていた場所は思っていたよりすぐ近くにありました。大山崎町といって思い浮かべるのはやはり「天王山」でしょう。豊臣(羽柴)秀吉と明智光秀が天下をかけて戦った山崎合戦(天王山の戦い)が行われた歴史ある土地でもあります。

駅に着くと大山崎山荘美術館への無料バス(高齢者優先)が出ていたのですぐに乗り込み、急な坂を上りまずは大山崎山荘美術館へと向かいます。アサヒビール大山崎山荘美術館は、関西の実業家・故加賀正太郎氏が大正から昭和初期にかけ建設した「大山崎山荘」を創建当時の姿に修復し、安藤忠雄氏設計の新棟「地中の宝石箱」などを加えて開館されました。

まずはこんな素敵な美術館があったのだという驚きをお伝えしなければと思います。細部にわたる装飾とクラシックな様式が素晴らしく、まさにとっておきの場所といった雰囲気がたっぷり。一つ一つのお部屋を巡っていくのも楽しかったです。こんなところに住んだなら…といううっとりとした気持ちになります。地下にはクロードモネの代表作「睡蓮」の連作、アルベルト・ジャコメッティやイサム・ノグチ、ヘンリー・ムーアによる彫刻といった西洋美術、他にも河井寛次郎や濱田庄司などといった「民藝運動」に参加した人々を中心としたコレクションが並びます。2階には喫茶室があり、展示にあわせたメニューを楽しめます。テラス席から望む景色の美しいこと。気持ちが穏やかになります。

展示中のロベール・クートラスもとても素敵な作品ばかりでした。小さな紙片を独自の神話のイメージや抽象的な模様で彩ったカルト、人間と動物の間のような生物が佇む静謐なグアッシュ。

子供連れですとなかなか行けないのが美術館だったりしますが、こちらは人にやさしい美術館を目指していて、おむつ替え台があったり、子供がぐずったりしても当日に限り出入りが自由にできたりと気持ちよく過ごすことができるのも魅力の一つです。(館内は狭いためベビーカーは不可です)美術館だけでなく、庭園も四季折々の美しさで溢れいて、休暇にぴったりの場所です。一度は来てみたいと思っていましたが、来てみたらまた来てみたいと思うようになりました。贅沢なひと時を、ぜひ。今日はさらに、ここから寶積寺(宝寺)をめざします。

大山崎山荘美術館
住所: 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
入館料:大人900円、高校・大学生500円、中学生以下無料
開館時間:10-17時(入場は16時30分まで)
月曜日(祝日の場合は翌平日 ただし2017年11月20日、27日、12月4日は開館)、臨時休館、年末年始 <近日の臨時休館日> 2017年3月13日(月)~17日(金) ※展示替えのため
HP:http://www.asahibeer-oyamazaki.com/