京都の花寺「三室戸寺」

三室戸寺は西国観音霊場十番の札所で、本山修験宗の別格本山です。

西暦770年に岩淵より出現したとされる千手観音菩薩を本尊として創建された寺です。毎月17日のみ拝観できる霊宝殿には、日本最古の清凉寺式釈迦如来像や阿弥陀如来像などの重要な仏像が安置されています。開山から何度となく焼失した本堂は、江戸時代に建て替えれた重層入母屋造りの重厚な建築で、その背景には室町時代の十八神社社殿、東には鐘楼・三重塔があります。

5千坪の大庭園には四季折々の花が見られることから別名『花寺』と言われています。 4月下旬〜5月上旬にはツツジ、6月にはアジサイ、6月下旬〜8月上旬はハス、11月下旬には紅葉などほぼ一年を通して草木の彩りが楽しめます。2011年はツツジの開花時期が大幅に遅れてしまったので、残念ながらわたしは見ることができませんでした・・・。ホームページで「本日の庭園」の写真が定期的に更新されているので、それを参考にして訪れると良いでしょう。

境内にある鐘楼脇に、『源氏物語宇治十帖(七)』の悲劇のヒロイン「浮舟」にちなんだ古碑があります。元々は奈良街道沿いにあった「浮舟古跡社」 が明治頃に場所を転々とした後に、社の本尊「浮舟観音」と一緒に三室戸寺境内に落ち着いたもののようです。毎年秋には「宇治十帖を巡るスタンプラリー」が開催されるなど宇治市では、観光振興として『源氏物語』がフューチャーされています。

わたしは京阪三室戸駅から徒歩で行きましたが、それなりの距離を歩くことになりました。しかもずっと登り坂。体力に自身のない方は京阪宇治駅からバスに乗りましょう。駐車場からお寺までの参道は短いですが、急坂と階段を登っての参拝になるので、バスで来る場合は手荷物を預けることができないので、荷物は少なめにしておくと良いでしょう。

PHOTO ALBUM → 三室戸寺

三室戸寺
住所:〒611-0013 京都府宇治市菟道滋賀谷21
電話:0774-21-2067
ホームページ:http://www.mimurotoji.com/
開門:8:30~16:30(11月~3月は8:30~16:00)
拝観料:500円