比叡山延暦寺「東塔」

比叡山延暦寺「東塔(とうどう)」は、最澄が延暦寺を開いた地であり、世界遺産登録されている総本堂の根本中堂、大講堂、阿弥陀堂など重要な堂宇が集まっています。延暦寺バスセンターが隣接していて、比叡山山頂、西塔、横川地域へのシャトルバスや京都市内行きの路線バスに乗車することができ、また坂本ケーブルを利用して門前町坂本へ降りることができるので、比叡山観光のターミナル地点でもあります。

バスセンター側から延暦寺に入ると最初に目にするのは「大講堂」です。昭和39年(1964)に山麓坂本の讃仏堂を移築したものです。本尊は大日如来で、その左右には比叡山で修行した各宗派の宗祖の木像が祭られています。本尊前にはお供え物を参拝者に無料で分け与える「おさがり」も用意されています。ご利益があるので遠慮無く持ち帰ってください。

延暦寺では三塔即ち東塔・西塔・横川にそれぞれ中心となる仏堂があり、これを「中堂」と呼んでいますが、東塔の根本中堂はその最大の仏堂であり、延暦寺の総本堂となります。本尊は薬師如来です。本尊の前には、千二百年間灯り続けている「不滅の法灯」も安置されています。 基本的に根本中堂は写真撮影が禁止されていますが、毎年8月中旬の「夜間特別拝観」の期間に営まれる根本中堂中庭の「法灯花」は例外的に撮影OKのようです。ライトアップも幻想的で非常に評判が良いです。山間なので真夏でも地上より7度気温が下がります。

昭和12年(1937)に建立された「阿弥陀堂」は、良い感じに緑錆びした青銅屋根と朱色に塗られた柱のコントラストがとても美しい道場です。本尊は阿弥陀如来。堂前の水琴窟は耳を澄ますとキレイな音が響いてきます。

阿弥陀堂から後ろを振り返ると、眼下には琵琶湖とその周辺の景色が広がります。琵琶湖はホントに大きいですね。自然の雄大さと人間の営みの矮小さが可視化されるような光景です。山の上に修行場がある理由はたくさんあるのでしょうが、そのひとつはこの景色だろうと思います。

 →延暦寺のその他の写真

比叡山延暦寺東塔
住所:滋賀県大津市坂本本町 延暦寺内
電話:077-578-0001
ホームページ:http://www.hieizan.or.jp/