都のかなで 世界遺産JAZZ

JR東海の主催で20年前から毎秋開催され続けてきた「京都 観月の夕べコンサート」が、今年から「都のかなで 世界遺産JAZZ」に名前を変え、世界文化遺産に登録されている上賀茂神社の細殿を舞台にして開催されました。完全招待制のイベントで、今年は幸運にも当選することができました!!

出演したのは、坂田明(サックス)を中心に「都のかなで」のために特別に結成された「SaSaSa.D(さぁさぁさぁどぅー)」です。今回のメンバーは、川井郁子(ヴァイオリン)、友吉鶴心(薩摩琵琶)、ジム・オルーク(ギター)、山本達久(ドラム)の5人です。

舞台となった「細殿」の前階段には赤絨毯が敷かれ、背面にはブルーライトに照らされた御簾が掛けられていました。大勢の聴衆の中には舞妓さんや和服姿の粋な紳士もチラホラ。現在と過去が混在する京都らしい雰囲気の中で、真っ赤なドレスを着た川井郁子のヴァイオリン独奏でステージは始まり、曲ごとに上記のメンバーが入れ替わり、卓越した演奏力で魅せてくれました。

境内を流れる小川から聞こえてくるせせらぎの音とステージから溢れてくる素敵なメロディー。何とも言えず贅沢なひとときです。坂田明が「生きてる限りは、生き続けるしかない」と語り、震災犠牲者へ捧げられたタイトルの無い即興の鎮魂歌は、かつてジム・オルークが在籍していたソニック・ユースやガストル・デル・ソルを彷彿させる激しく前衛的で尖った演奏でした。

暮れ行く夕日で上賀茂神社の境内が叙情的に赤らんでいく中、クライマックスに全員揃って演奏された『かえで』は、古今東西の楽器の音色が渾然一体となって境内を包み込み、思わず鳥肌が立ってしまうほどの名演奏。また来年も当選して観に来れたら良いなと思います。

-セットリスト-
1. Amazing Grace
2. The Red Violin
3. My Favorite Thing
4. Le Reve (夢)
5. 敦盛より「祇園精舎」
6. My Funny Valentine
7. [No Title] ※鎮魂歌
8. ひまわり
9. かえで

JR東海 都のかなで 世界遺産JAZZ
ホームページ:http://k-concert.jr-central.co.jp/
開催日:2011年10月8日
会場:上賀茂神社