建勲神社「船岡大祭」

織田信長公を祀った「建勲神社(たけいさおじんじゃ)」では、毎年10月19日に信長が初めて入洛した日を記念して「船岡大祭」が行われます。白木造りの大鳥居をくぐり、境内にある100段もある大きめの石段を苦労して登ると、ようやく社務所があり、そのさらに上に拝殿が見えます。

船岡大祭では3〜5年に1度だけですが、境内石段からの「火縄銃三段打奉納」も行われます。古式炮術流儀保存会による古式甲冑を着た鉄砲隊の火縄銃が火を噴くたびに、境内に轟音が響き硝煙が充満する様子はド迫力らしいです。残念ながら今年は行われませんでした。前々回は2006年、前回は2009年に実射奉納が行われたので、次の実射奉納が予定されているのは2012年です。

今年は本殿に供物が捧げられた後に、拝殿で信長が桶狭間の合戦に赴く前に舞ったとされる『敦盛』の仕舞が奉納されました。

「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
 一度生を享け、滅せぬもののあるべきか」

(この世での50年は天界の1日にしかあたらない。
 この世に生を受けて、死なない者などいない)

次に二人の少女による『胡蝶舞』が奉納されます。この舞は鷺森神社の「鷺森祭」や車折神社の「三船祭」などの神社大祭で奉納されている舞です。鮮やかな蝶の羽を背負ってゆったりと可憐に舞います。祇園祭で奉納される「子鷺踊り」にも雰囲気が少し似ています。

舞が奉納された拝殿には織田信長公三十六功臣の肖像画が飾られています。スペースの都合で全員は飾られていませんが、国立国会図書館のデジタルアーカイブで『信長公功臣三十六名肖像 拝殿額面』を閲覧することができます。

 その他の写真:WEB京都写真集「建勲神社・船岡大祭

建勲神社
住所:京都府京都市北区紫野北舟岡町49
ホームページ:なし