ゑびす講大祭「生間流式包丁」

恵美須神社(京都ゑびす神社)で毎年10月19日〜20日に行われる「二十日ゑびす大祭(ゑびす講大祭)」が行われ、本殿での神事の後に「生間流式包丁(いかまりゅうしきほうちょう)」の「神厳の鯉」と「藻隠れの鯛」が奉納されました。

平安時代、料理に造詣の深い光孝天皇の命により、時の料理名人とされた四条中納言藤原朝臣山蔭(ふじわらのあそんやまかげ)が大膳職を受け継ぎ、古来の料理方法に海外の料理法を広く採り入れるとともに、仁和2(886)年、 神饌(神宮へ供える料理)と御饌(天皇に奉る料理)の仕方を創案し制定したのが「式包丁」です。

その後「四条流庖丁道」は分派し、「生間流式包丁」には五魚・三鳥の式包丁が伝わっています。料理人は、烏帽子・袴・狩衣姿で、まな板の上の魚や鳥に直接手を触れずに真魚箸と包丁を使って料理し、古式に則りおめでたい形に盛りつけます。

実に見事で格式高い包丁捌きです。鯛の頭部に包丁を差し込んで一気に背骨ごと引き抜いた見事な技には、観客から大きな歓声が挙がりました。

「式包丁」によっておめでたく盛り付けられた料理は、神職が粛々と祭壇へ運び神様へ供えられました。

 その他の写真:WEB京都写真集「恵美須神社・ゑびす講大祭

恵美須神社(京都ゑびす神社)
住所:京都市東山区大和大路通 四条下ル小松町125
ホームページ:http://www.kyoto-ebisu.jp/