文学的な美しさ「金閣寺」

入口を抜けると金色に輝く「金閣(舎利殿)」がすぐ目の前に見えてきます。その圧倒的な存在感に思わず息をのみます。

北区にある「金閣寺」は1994年に世界文化遺産に登録され、正式名は「鹿苑寺(ろくおんじ)」といいます。金閣寺と呼ばれる由来となった湖に浮かぶ「金閣」は、一層が寝殿造り、二層が武家造り、三層が唐様の禅宗仏殿造りとそれぞれ異なる様式が見事に調和しています。二層と三層には金箔が張られ、屋根はこけら葺き、頂上には金色に輝く鳳凰が飾られています。西園寺家の別荘を足利義満が譲り受け「北山殿」を造営し、ここに北山文化が花開きます。義満の死後、夢想国師を開祖に鹿苑寺(金閣寺)を創建したと伝えられています。

金閣前には鏡湖池(きょうこち)中心とし、西の衣笠山を借景とした室町時代の代表的な池泉回遊式庭園が広がります。修学旅行生や外国からの観光客達が輝く金閣を背景に次々とシャッターを切っていました。さすが京都を代表する観光地です。鏡湖池に写る金閣も風情があります。境内は金閣をぐるりとまわる造りとなっているので、金閣を横から間近に見ることができます。この場所で写真を撮るのもお勧めです。現在、金閣寺では10月15日~12月25日の期間「方丈特別公開」を行っています。方丈北側に建つ「書院」の庭には京都三松の一つとも呼ばれる船の形をした「陸舟の松」がありますので、貴重なこの機会にお見逃しなく。

順路通り歩いていくと、高台から金閣も見ることができます。さまざまな角度から見る金閣にはそれぞれ違った趣があり、見ていて飽きることがありません。金閣寺で最も高い位置にある茶席「夕佳亭(せっかてい)」は「南天の床柱」「萩の違棚」で知られています。江戸時代の茶道家・金森宗和が好んだという数奇屋造りの茶席で、夕日に映える金閣が殊に佳いということから名づけられたといわれています。何とも風流な名前ですよね。金閣寺は銀閣寺(慈照寺)と飛雲閣(西本願寺)と合わせて「京の三閣」と呼ばれています。一年中どの季節も大勢の観光客で賑い、寺院というよりも観光スポットとして知られる金閣寺。一度は訪れて欲しい場所の一つです。

金閣寺(鹿苑寺)
住所:京都市北区金閣寺町1
TEL:075-461-0013
ホームページ:http://www.shokoku-ji.jp/
参拝時間:9:00ー17:00
参拝料:400円
駐車場:有料