六玉稲荷大明神御火焚祭

11月13日に、日本最古の天満宮とされる「水火天満宮」で「六玉稲荷大明神御火焚祭」が行なわれました。

「御火焚祭」は、伏見稲荷大社を総本宮とする稲荷社の神事です。秋の収穫の後に稲荷大神に五穀豊饒を感謝する祭りです。つまり水火天満宮の神事ではなく、境内に分祀されている六玉稲荷大明神社の神事です。他の神社でも同様です。縄で仕切られた結界の中に、薪を井型に組んでその上に松や杉の葉を重ねます。

火焚は奉納舞や雅楽演奏の後に行なわれます。水火天満宮でも本殿前の舞台で稚児による舞が奉納されました。

奉納舞の後、神職によって薪に御神酒がかけられて清められます。稲荷社前から行灯に入れて運んできた種火で神職が薪に火を付けると、氏子や崇敬者が収めた火焚串(お寺では護摩木)が焚き上げられます。神社によっては爆竹なども入れるそうです。小規模の薪でも火勢は驚くほど強く、昼と夜のあいだの空色の中で煌々と上がる火柱に、氏子も観光客も魅入っていました。

御火焚祭が終わると、参拝者には神社から紅白饅頭やミカンなどの神饌が授受されます。水火天満宮の紅白饅頭は「ふたば」だったので、とても美味しかったです。11月は稲荷社のある多くの神社で御火焚祭が行なわれています。11月18日には上御霊神社で火焚祭が予定されていて、湯立神楽奉納と火焚串お焚き上げが行なわれます。氏子以外でも参拝できるので機会があればぜひご参加ください。化繊の上着は火の粉で溶けます、近づき過ぎないようにご用心。

 →その他の写真:WEB京都写真集「六玉稲荷大明神御火焚祭

水火天満宮
住所:京都府京都市上京区堀川通上御霊前上ル扇町722-10
電話:075-451-5057
ホームページ:http://www6.ocn.ne.jp/~su-i-ka/
市バス停:天神公園前