三門の中心で「絶景かな」と叫ぶ

京都市左京区に位置する南禅寺。桜や紅葉の名所として有名な他に、サスペンスには欠かせないスポット・水路閣があることで知られています。

正面の三門(別名:天下竜門)は、歌舞伎にて大盗賊・石川五右衛門が満開の桜を「絶景かな絶景かな」いう台詞でめでたという話で有名ですね。でも、実際のところ五右衛門が生きていた時代に三門は再建されていなかったそう。なんだかとても不思議な話です。しかし、三門から見る景色はその言葉どうり絶景です。右側の山廊から楼上に登って22メートルの高さから京都市内を見渡せます。京都三大門の一つにも数えられるこの三門。その素晴らしさをぜひ体験してみてください。

先に進むと、大方丈と小方丈で構成された「方丈」へ行き着きます。大方丈には小堀遠州作と伝えられる、江戸時代初期の代表的枯山水庭園があります。白砂に石を組んだ姿は「虎の子渡し」と言われ、虎の親子が川を渡っていく様を表現していると言われています。そして、小方丈では「虎の間」の襖に描かれた狩野探幽筆の「水呑み虎」を見ることができます。こちらにある庭園の見学もお忘れなく。沢山の庭園を見ていますが、いつも感じるのは心が安らぐということ。縁側に座って、外(庭)を見るというのは、自分が日本人であるということを教えてくれます。一度、枯山水を見ながら優雅にお茶なんてしてみたいものです。

他には「法堂」、美しき佇まいの「本坊」、亀山天皇の離宮があった場所で地泉回遊式庭園がある「南禅院」を見ることができます。そして、最後は水路閣。赤煉瓦のアーチを思わせる美しい水道橋は、私にとって心ときめく憧れの場所。サスペンスファンなら興奮すること間違いなし!色んなことを思い浮かべて、長い時間堪能してくださいね。写真撮影もお忘れなく。それと、人の多さにはご注意を。

京都市営地下鉄東西線蹴上駅が最寄駅ですが、南禅寺までのちょっとした近道があります。出入口1番を出て少し歩くと、右手にアーチ型をした「ねじりまんぽ」と呼ばれる特殊な煉瓦積みのトンネルがあります。南側には「雄觀奇想」(見事な景色と優れた発想)の文字。このトンネルを抜けて5分ほど歩くとすぐ境内に出ることができます。知っていると少しだけ楽ができるお得な情報です。

南禅寺
住所:〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町
電話番号:075-771-0365
拝観時間:8:40~17:00(12月~2月の間は16:30まで)、拝観受付は終了の20分前
拝観料:方丈庭園 500円、三門 500円、南禅院 300円
ホームページ:http://www.nanzen.com/