「御茶壷行列」と「もみじ苑」 北野天満宮

イチョウやカエデの紅葉に彩れはじめた11月の北野天満宮は、大勢の観光客で境内がとても賑やかになります。梅好きで有名な菅原道真ですが、紅葉もとても愛したそうで「このたびは 幣もとりあへず 手向山 もみぢの錦 神のまにまに」という百人一首に選ばれた和歌を詠んでいます。

11月26日には「御茶壺奉献祭・口切式」が行なわれました。豊臣秀吉の時代に北野天満宮で催された「北野大茶湯」に由来する「献茶祭」で使われる碾茶を奉納する神事です。

木幡、宇治、菟道、伏見桃山、小倉、八幡、京都、山城の各茶師が春に作った碾茶が入った茶壷を担いだ「御茶壷行列」は、10:45に一ノ鳥居を出発して、参道に沿って15分ほどかけて茶壷を神前まで運びます。本殿で「御茶壺奉献祭」を行い、その「口切式」の神事を行ったものを茶用に挽いて12月の「献茶祭」で使います。

残念ながら、本殿での神事は一般参拝者が見学できないので「もみじ苑」に行くことにしました。北野天満宮の境内西側には豊臣秀吉が築いた「御土居」と呼ばれる水防土塁があり、その周辺に250本のもみじが植えられています。

樹齢が400年を超える大きな樹木も数本あり、それは見事な幹と枝ぶりでした。本当は御土居に枝垂れて紙屋川の水面に映える盛りの紅葉を見たかったのですが、今年の紅葉は例年より遅れ気味らしく、色付いている本数は未だ少なめでした。12月5日〜10日くらいに行けば盛りかもしれません。ライトアップは日にちが限定されていて日没から20時までです。

 →その他の写真:WEB京都写真集「北野天満宮:もみじ苑と御茶壷行列

北野天満宮「もみじ苑」
開苑期間:11月3日ー12月11日
ライトアップ:11月19日、20日、23日、25日ー27日、12月3日、4日のみ
開苑時間:10時ー16時(ライトアップ日のみ20時まで)
拝観料:600円(焙茶菓子付)
ホームページ:http://kitanotenmangu.or.jp/