紅葉に染まる「曼殊院」

左京区一乗寺にある「曼殊院門跡(まんしゅいんもんぜき)」に行ってきました。門跡とは皇室一門の方々が住職となる格式の高いお寺のこと意味します。宗教伝教・最澄によって鎮護国家の道場として比叡山に創建された一坊が曼殊院のはじまりといわれています。竹の内門跡とも呼ばれ、青蓮院、三千院、妙法院、毘沙門堂門跡と共に天台五門跡の一つに数えられています。

重要文化財である庫裡からお寺の中へ入ります。少し歩くと、大玄関にある「虎の間」「竹の間」「孔雀の間」が見えてきます。虎の間の襖絵は狩野永徳作で、非常に迫力ある虎が描かれています。「大書院」と呼ばれる本堂は江戸時代初期の書院建築で、内部は「十雪の間(じゅっせつ)」「滝の間」「仏間」「控えの間」に分かれています。十雪の間にある違い棚は桂離宮のものと同様で、同時に作られたものだそう。大書院前には小堀遠州作庭といわれる枯山水の庭園が広がります。鶴島と亀島、そして水の流れを現した白砂の中に朱色に染まる紅葉が見事に調和をしています。鶴島にある樹齢400年の五葉の松の素晴らしさも必見です。「小書院」へと移動する廊下からのんびりと庭園を眺めるのがオススメ。

小書院には「黄昏の間」があり、ここには十種類の寄木でできた美しい「曼殊院棚」を見ることができます。また入口にある可愛らしい「梟の手水鉢」は、月の光を手水鉢に反射させ部屋に光を取り込むために使われたそうです。風流ですよね。通常は非公開の茶室「八窓軒(はっそうけん)」は小書院奥にあります。

2006年には「そうだ京都、行こう」でおなじみのJR東海のキャンペーンポスターに取り上げられた曼殊院門跡。今週末あたりが紅葉の見頃となりそうです。門跡手前にある「曼殊院天満宮」の紅葉も見事ですよ。お忘れなく。近くには詩仙堂もあり、紅葉にお勧めの観光スポットです。

 →その他の写真:WEB京都写真集「曼殊院門跡境内

曼殊院門跡
住所:京都市左京区一乗寺竹之内町42
TEL:075ー781ー5010
ホームページ:http://www.manshuinmonzeki.jp/index.html
拝観料:600円
拝観時間:9時ー17時(受付は16時30分迄)
駐車場:無料(50台まで)