現代アートに触れる「小山登美夫ギャラリー」

(2013年7月追記:小山登美夫ギャラリー京都/TKGエディションズ京都は7月13日でクローズしました。)

小山登美夫ギャラリーは、東本願寺の近くにあった染め物工場の建物をギャラリースペースとしてリノベーションして造られた、現代アート主体のギャラリーです。同じ建物の中にはタカ・イシイギャラリー京都、後藤繁雄プロデュースによる花屋町Portfolio Room、TKGエディションズ京都がスペースを構えています。美術館のように大規模な空間ではありませんが、古き良き日本の伝統美が息づく古都から、新たな日本の美と価値観が発信されています。

ギャラリーに行った経験が無く私設美術館をイメージしているような方からすると、作品数そのものはかなり少ないですが、日本のギャラリーとしては十分な広さです。入場料は無料。子連れもOKですが数百万円の作品も展示されているので注意は必要。今回見学した時期には、増井淑乃の水彩画やトム・サックスのチェス盤(138万円!!)などが展示されていました。

もちろんギャラリーなので、展示されている作品を気に入ったときは購入することも可能です。「さすがに作品は買えない」という方には、ギャラリーショップで奈良美智の可愛い缶バッジが販売されています。ギャラリーを見終わるのに30分もかからないので、本願寺を観光するときはぜひ訪れて欲しいスポットのひとつ。現代アートギャラリーはバブル期のインチキ画商とは全く別モノなので「絵を売りつけられる」なんて心配はありません。そしてギャラリーを楽しむ簡単なコツは「スタッフに話しかける」ことです。積極的に話しかけて作品や作者のことを教えてもらいましょう。そして美術館では聞けない「価格」が作品に付いているのもギャラリーならでは。ぜひ色々な角度から現代アートを楽しんでください。

Tomio Koyama Gallery KYOTO
ホームページ:http://www.tomiokoyamagallery.com/tkgk/
電話:075-353-9992
住所:〒600-8325 京都府京都市下京区西側町483番地
開廊時間:火曜日−土曜日, 11:00−19:00
休廊日:日曜日、月曜日、祝祭日

小山登美夫が2008年に京都市下京区に開廊した2つ目のギャラリー。1996年に一つ目のギャラリーを東京に開廊した当初より、海外のアートフェアへも積極的に参加。奈良美智、村上隆ら同世代の日本アーティストの展覧会を多数開催するとともに、トム・フリードマンやトム・サックスらを日本に紹介している。日本アーティストの実力を世界に知らしめるとともに、マーケットの充実と拡大にも大きく貢献している日本でも有数の現代アート・ギャラリーのひとつとなっている。直近では、2011年に起きた東日本大震災・被災地支援のための「清澄サイレント・アートオークション」を主催し、作品落札代金など約3800万円をジャパンプラットフォームに寄付している。