京都の皆既月食

2011年12月10日に月全体が地球の影に隠れる「皆既月食」が起こりました。今回は日本全国で欠け始めから終わりまで全過程を見ることができる絶好のチャンスでした。


(21:57 賀茂川にて)

四国と関西地域は天候にも恵まれました。京都でも午前中は厚い雲が空を覆っていましたが、月食が近づくにつれて雲の切れ間が増えていきました。予定時刻の21:45になると月が左側から徐々に地球の影に覆われていきました。

「もし月に兎がいたら、あっちからは太陽が地球に隠れる皆既日食を楽しんでいるのかな」などと、遠い月へ思いを馳せます。


(23:00 賀茂川にて)

23時頃に皆既月食を迎える前後から月が赤銅色に変わっていきました。とても妖しい月です。赤い月は、太陽光が地球の大気によって屈折して、散乱しにくい波長の光だけが月面を照らすために起こる現象です。

そして空にはたくさんの星。月の明かりが消えたことでいままで隠れていた星々がハッキリと見えます。赤い月にも驚きましたが、それ以上に、冬空にこれほどのたくさんの星が輝いていることに改めて気付かされました。見えなくてもいつもそこに在るんだなと。そういうモノがきっと他にもたくさん在るんだろうなと。

今回に近い条件で皆既月食を見られるのは2014年10月8日です。見逃した方は3年後を待ちましょう。