京都・須賀神社「懸想文売り」2012

聖護院門跡より歩いてすぐの所に交通神社・縁結びで知られる「須賀神社」があります。こちらの節分は「懸想文売り(けそうぶみ)」が現れることで有名です。「懸想文」とはいわゆる「ラブレター」のこと。平安時代にお金に困っていた貴族が、お小遣い稼ぎに字の書けない民の為にラブレターを代筆して、顔を隠しアルバイトをしてことが始まりといわれています。2月2日~3日には、白覆面に烏帽子・水干姿の懸想文売りが、肩に梅の枝を担いで懸想文を境内で売り歩きます。

狭い境内には懸想文売りから文を購入しようと大勢の人の姿がありました。縁結びのご利益もあるとあって、特に女性の姿が多く見受けられます。遠方からわざわざ足を運ぶ人も多いとか。懸想文売りに写真をお願いすると快く承諾してくれました。肩にかけている梅の枝には「此の文を求めて鏡台や箪笥の引き出しに人に知られないように入れておくと、顔・かたちが良くなり着物が増えて良縁があるといわれています」という札が付いていました。なるほどこれは女性に人気が出るはずです。既婚者の私も心がときめきます。懸想文の風習は一時は衰退しますが、須賀神社が節分祭の2日間だけ復活させ人気行事となったそうです。

2日15時からは縁結びの神にちなんで翁と媼姿で豆まきが行われます。また、節分限定で販売される須賀多餅(130円・お茶付き)を境内で味わうこともできますよ。こちらも人気商品のなのでお早めにどうぞ。京都の節分はそれぞれの社寺ごとに特色があり楽しみは尽きません。

須賀神社「節分祭」
住所:京都市左京区聖護院円頓美町1
TEL:075-771-1178
日時:2月2日~3日(福豆まきは2日15時から)
時間:9時~20時
拝観料:無料