東の守護社「八坂神社」

「祇園さん」の名で親しまれている京都市東山区の「八坂神社」は、全国に三千社以上ある祇園社の総本山です。八坂神社の歴史は平安遷都150年前に、素戔鳴尊(スサノヲノミコト)を現在の地に祀ったことがはじまりとされています。方角を司る「四神」の一つで東の方向を守る「蒼龍」が位置する場所とされ、古くから京都の町を守護してきた神社でもあります。四条通に東端に位置する「西楼門」は重要文化財であり、京都観光のシンボル的な存在となっています。

八坂神社といえばやはり「祇園祭」。7月1日の「吉符入」から31日の境内摂社「疫神社夏越祭」で幕を閉じるまで、1ヶ月にわたって各種の神事・行事が繰り広げられる京都の夏の風物詩です。祇園祭の詳しい内容は下記の記事にまとめてありますので、こちらをご参考下さい。

トコトコト 過去記事 日本三大祭「祇園祭」の歴史

また、八坂神社は12月31日の大晦日の行事である「をけら詣り」でも有名です。「をけら火」を吉兆縄に点火して消えないように火縄をくるくると回しながら家に持ち帰り、神棚の灯明や雑煮を炊く火種に用いるとその一年間は無病息災でいられると伝えられています。燃え残った火縄は「火伏せのお守り」として台所にお祀りしましょう。境内では「をけら酒」も振る舞われ、新しい年を迎えようとする大勢の参拝客で賑わいます。因みに「をけら」とは、薬草として珍重されるキク科の植物のことをいいます。強い香りが特徴で、その香りで邪気を退散するそうです。

境内にある末社「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」は美の神として、近年女性に人気のスポットです。美人の誉れ高き宗像三女神をお祀りしていています。社殿前に湧く神水は肌の健康を守る他、心から美しくなれるという知る人ぞ知る美容水として喜ばれています。舞妓や芸舞妓が訪れることもあるとか。秘密にしておきたいパワースポットの一つです。円山公園、そしてその先の知恩院ともつながっており京都観光を存分に楽しむことができます。風情ある東山エリアは夜の散策もオススメです。

八坂神社
住所:京都市東山区祇園町北側625
TEL:075-561-6155
拝観時間:参拝自由
拝観料:境内無料
ホームページ:http://web.kyoto-inet.or.jp/org/yasaka/