下鴨神社「流鏑馬神事」

世界遺産である古代原生林の名残「糺の森」に鎮座し、京都で最も古い歴史を持つ下鴨神社。
この由緒ある場所にて毎年5月3日に行われるのが「流鏑馬神事」です。京都三大祭りの一つ「葵祭」の前儀であり、ここでの流鏑馬は公家装束(束帯)を着用して行われる他ではみることのできない貴重なものだそう。葵祭の当日、京都御所より当神社に至る行列の道中が平穏無事に行われるよう祓い清めるための神事です。

流鏑馬そのものの歴史は『日本書紀』や『続日本記』にも記述があるほど古い。馬を走らせながら鏑矢を射る様は、昔も今と変わらず人気があり禁止令が出るほどだった。何度も途絶えそうになりながらも守り続けられているというのは、それだけ魅力があるということなのでしょうね。

「流鏑馬神事」の開始は13時となっていますが、楼門内にて多くの神事が行われるので、実際に「流鏑馬」が始まるのは14時半頃です。ずっと神事を観ていると、肝心の流鏑馬を近くで観ることができなくなるのでご注意を。次から次へと観客が押し寄せて、馬場周囲の見やすい場所がなくなります。間近で観たい場合はパンフレット付き拝観席(¥2000)をお勧めしますが、こちらも売切必至。当日正午からの販売です。

待ち時間は長いですが、神社独特の清涼な雰囲気と深い新緑に囲まれて風雅な気分を味わえます。参道では約140年ぶりに復元されたという「申餅」を販売していたので、そちらを食べて一休み。薄茜色に一面に染まった明け方の空の色を思わせる「はねず色」したお餅は、甘さ控えめでとても上品な味でした。

馬場の長さは約350メートルで、その間に100メートル間隔で三箇所に50センチ四方の的が設置されています。駆け出すとともに「イン、ヨーッ(陰陽)」というという掛け声が響きわたり、馬上から次々と鏑矢が放たれていきます。100メートルの間を馬は4~5秒で駆け抜けるそうなので、その間に次の的の準備をしなければならないとのこと。まさに神業です。本物を見た感想はとにかく圧巻の一言。

想像していた以上に迫力があり、そのスピードと力強さに興奮しました。優雅で勇ましいその姿は本当に美しい!こんなに感動するとは正直思ってもいませんでした。会場に湧き上がる歓声と溜息で、的を射たのかそうでないのかが分かるのでそれも面白いです。百聞は一見に如かず。絶対に見る価値がありますよ。

下鴨神社
住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
ホームページ:http://www.shimogamo-jinja.or.jp/
開閉門時間:06:30~17:00
特別拝観大炊殿:10:00~16:00
御祈祷時間:09:00~16:00
T E L:075-781-0010
F A X :075-781-4722
e-mail:info@shimogamo-jinja.or.jp