清凉寺嵯峨釈迦堂「涅槃会-お松明式-」2012

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「嵯峨釈迦堂(さがしゃかどう)」の名で親しまれている「清凉寺」で毎年3月15日に営まれている「涅槃会(ねはんえ)」に行ってきました。

目的は「五山送り火」と「鞍馬の火祭」と並んで京都三大火祭に数えられる「お松明式」を見るためです。高さ7メートルもある逆三角錐型の巨大松明を境内に三本も立てて焚き上げて、午前10時から始まった「涅槃会」の最後を勇壮に締めくくります。

高張提灯の高さは15時にクジで決めます。昔はこの高低で一年間の米相場を予想していたそうです。現代なら日経平均株価でしょうか。「1年間は12ヶ月なのに提灯が13灯あるのは何故?」と疑問に思って、提灯を立てていた関係者の方に聞いてみたところ、旧暦では3年ごとに「閏月(うるうづき)」を設けて13ヶ月にすることで季節とのズレを調整したそうです。なるほど。

10:00~ 護摩木厄除祈願・詠歌献納
11:00〜 大松明立柱式
15:00〜 高張提灯籤取
15:30~ 嵯峨大念仏狂言「花盗人」
17:00〜 嵯峨大念仏狂言「釈迦如来」
18:30〜 嵯峨大念仏狂言「羅生門」
19:00〜 涅槃会大法要
20:00〜 お松明おねり
20:30〜 お松明点火

松明の中に火が放り込まれると、内側から一気に強い炎が吹き上げはじめ、激しい炎が生み出す上昇気流に乗って、真っ赤に輝いて飛び散ちっていく火の粉は、夜空高く舞い上がっていきます。昔は3本の松明の火勢で今年の米が豊作になるかを占っていたそうです。吉田神社「節分祭-火炉祭-の縁起物で作った火炉も大きかったですが、清凉寺の松明は燃えやすい松葉なので火勢も煙も火の粉もこちらが圧倒的に勝っています。

境内に読経と歓声が響く中で、巨大松明は煌煌と闇を照らし、後から後から火の粉が生まれて、輝いて、消えて、それが繰り返えされていく姿を見ていると、それがまるで生命の有り様そのものではないかと気付きました。

この火の粉を浴びると無病息災のご利益があるとされていますが、熱ですぐ溶ける化繊の上着が多い昨今は、松明の火勢が強まるとみんな慌てて逃げていました。スゴい迫力でした。今年は「鞍馬の火祭」も見物に行って京都三大火祭を制覇しようと思っています。

 →その他の写真「http://img.tokotokoto.com/index.php?album=seiryouji/

清凉寺嵯峨釈迦堂「涅槃会」
開催日:毎年3月15日
住所:京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46番地
電話:075-861-0343
ホームページ:http://jodo.or.jp/footprint/07/index.html
拝観料:本堂400円(3月15日は無料)

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