「カーカーカー」と上賀茂神社「烏相撲」2012

上賀茂神社では9月9日の「重陽の節句(ちょうようのせっく)」に、「重陽神事(ちょうようしんじ)」と「烏相撲(からすずもう)」が行なわれました。この神事には毎年の「斎王代(さいおうだい)」も参加します。今年の第57代斎王代(さいおうだい)は亀井敦子さんです。

9月9日は9という陽の数字(奇数/3倍数)が2つ重なる事から「重陽」といい、この日に菊酒を飲んだり菊花についた露で肌を拭ったりして災厄を祓っていました。上賀茂神社の「重陽神事」では、10時頃に宮司と斎王代に続いて相撲童子が二之鳥居をくぐり、境内を流れる御手洗川の側にある土舎(つちのや)で清めの神事を行います。心身を清めた後に本殿へ入り、菊花を供えて無病息災を祈願します。

「烏相撲」は、平安時代から続いています。上賀茂神社の祭神の祖父「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)」は、「八咫烏(やたがらす)」という3本足の烏に姿を変えて神武天皇の東征を先導したという故事があり、これに因んだものです。細殿前にある立砂のさらに前に土俵を作り、「禰宜方(ねぎかた)」と「祝方(ほうりかた)」に分れ、子どもたちが相撲をとります。

10時40分前後に、細殿の中に斎王代が座ると、弓矢を手にした両方の刀弥(とね)が「3歩×3回ずつ」ピョンピョンピョンと横飛びしながら、2つの立砂の前へ行き、「カーカーカー」「コーコーコー」と烏の鳴き真似をして弓矢と太刀を立砂へ立てかけます。(ニュース動画)

その後に子どもたちが相撲を取り、季節の変わり目に現れる邪気(鬼)を祓います。相撲童子たちの真剣勝負の連続に、家族と大勢の観客たちは大歓声をおくりました。

烏相撲が終わると参拝者には無病息災のご利益があるとされる菊の花弁を御神酒に浮かべた「菊酒」が巫女によって振舞われました。

上賀茂神社(賀茂別雷神社)
住所:〒603-8047 京都市北区上賀茂本山339
ホームページ:http://www.kamigamojinja.jp/
烏相撲:毎年9月9日10時〜
拝観料:無料
駐車場;有料
駐輪場:無料