冬空の下で味わう「大根だき」千本釈迦堂 2012

「千本釈迦堂」こと「大報恩寺」にて、毎年12月7日と8日に「大根だき(だいこだき)」が営まれます。

毎年の師走を迎えた京都の風物詩にもなっている「大根だき」には、毎年1万人近い参拝者が訪れます。境内には直径1mもの大きな鍋が並び、お椀に大根と油揚げが参拝者に振る舞われます。引換券は1000円で境内参道右側で購入できます。祈祷した約5000本の大根は出汁と醤油などで柔らかく煮てあり、食べると口の中でじゅわーと旨味が広がり絶品です。別で煮込んであるというう油揚げもちょうど良い甘みがあり、あっという間に食してしまいました。こちらは3日間煮込み作られているそうです。食べると芯から冷えた身体が温まります。授与場大根授与の開始は10時からです。10時半くらいには引換券を買う長蛇の列が出来上がっていました。

鎌倉時代に、大報恩寺の慈禅上人(じぜんしょうにん)が、お釈迦さまが悟りを開いたとされる「成道会(じょうどうえ)」の12月8日に大根を切って、そこに梵字を書いて魔よけとしてふるまった、という故事にちなんでいます。祈祷された大根を食べると中風・諸病封じ健康増進の御利益があるとされています。

煮た大根だけでなく丸々の聖護院大根も1000円(※御祈祷料含む)で授与されていました。もちろん墨で梵字が書かれています。京野菜の冬を代表する聖護院大根は、カブのように丸い形をした大きなダイコンです。煮くずれしにくいのに軟らかくて味がしみ込みやすく、溶けるような口当たり。これは美味しいはずです。

大根だきは明日の12月8日も営まれています。授受予定は16時までになっていますが、大根が売り切れば終了です。今年は昨年より行列ができていたので、早めがオススメです。8日のみ9時から成道会法要も営まれます。ぜひ京都の冬の風物詩を味わってください。

12月9日と10日には「大根焚寺」とも称される「了徳寺」で「報恩講(大根焚)」が営まれます。こちらで煮られる大根は亀岡盆地特産の貴重な「篠大根」です。了徳寺には京福電鉄の鳴滝駅が近いです。

千本釈迦堂「大根だき」
日時:毎年12月7日と8日(10:00-16:00)
場所:千本釈迦堂(大報恩寺)
住所:〒602-8319京都市上京区五辻通六件町西入ル溝前町1305
境内拝観:無料
大根授与:1000円(祈祷済)
霊宝館:500円