京都の大晦日、北野天満宮のおけら詣り

「をけら詣り」は八坂神社が有名ですが、北野天満宮でも古くから伝統的に大晦日の夜22時から「火縄授与(天満宮のおけら詣)」が行われています。正面参道には縁日屋台も並び、年が明ける深夜から大勢の初詣客で賑わいます。

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19時半に火の神である火之御子社にて新しい鑽火を切り出し、22時〜翌3時まで境内に設けられたかがり火から火縄へと火を貰い、その火が消えないようグルグルと回して火種に風を送りながら家路を急ぎます。無事に自宅まで火を消さずに持ち帰ったら、火縄から神棚のロウソクへ灯したり、雑煮など料理を作るときの火種にして1年間の無病息災を祈願します。燃え残った火縄を「火伏せのお守り」として台所へ飾ります。

現在は火のついた火縄は公共交通機関に持ち込めません。遠方からの参拝者の中には「金属容器の使い捨てないカイロ」に入れて持ち帰る方もいるようです。

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-北野天満宮の大晦日行事-
午後4時:大祓(おおはらへ)
新しい年を迎えるに当り、私たちが知らず知らずの内に身につけた罪けがれを祓い清めるため、大晦日に大祓が執り行われます。

午後7時:除夜祭(じょやさい)
本殿にて今年一年間の無事であったことを奉告し、新しい幸せな年を迎えることを祈願します。

午後7時半:火之御子社鑽火祭(ひのみこしゃきりびさい)
古式どおり鑽火により新しい火をきり出して鑽火祭を斎行する。

午後10時~午前3時:火縄授与(ひなわじゅよ)
火之御子社鑽火祭できり出した浄火を中庭内のかがり火に移し、大晦日の夜中より元旦早朝にかけて火縄が授与されます。(火縄1本500円)この火を持ち帰り元旦の食事の調理につかうと無病息災でいられると伝えられています。

新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

北野天満宮
住所:京都市上京区馬喰町
拝観料:境内無料
ホームページ:http://kitanotenmangu.or.jp/