京都の年中行事 「5月の催し・伝統行事」

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爽やかな風が気持ちの良い5月。青空と新緑のコントラストに心が躍ります。桜や紅葉の季節も良いですが、この新緑の季節が私的に一番オススメです。ぜひお越しくださいね。

新緑・青もみじに関する記事はこちら→「東福寺 通天橋の青もみじ」
「東福寺塔頭 勝林寺の青もみじ」「東福寺塔頭 退耕庵の青もみじ」
「新緑の法然院へ」

5月1日~9月30日 「鴨川納涼床」 鴨川の右岸の二条大橋〜五条大橋に納涼床が登場します。夏の鴨川の姿といえば、床ですね。

5月1日~9月30日 「貴船の川床」(店により異なる場合があり) 何といっても涼を得られる貴船の床。観光客だけでなく地元の人にも人気です。

5月ゴールデンウィーク 「蹴上浄水場の一般公開」蹴上浄水場 関係者以外立入禁止の浄水場」ですが毎年この時期になると、つつじの名所として施設の一部が一般公開されています。場内には7,000本のツツジとサツキが植えられていて満開時には美しい姿が見れます。

5月満月の夜「五月満月祭(ウエサク祭)」鞍馬寺 5月満月の日、とても神秘的な催し。数百の燈籠に火が入り、鞍馬寺の本尊である魔王尊・毘沙門天・千手観音に幸福と平和を祈願します。現在では参加者が増えたため、終了は22時ごろに変更になり宿泊はできません。ご注意ください。

5月1日~5日 「藤森祭」藤森神社 甲冑姿の武者達が3基の神輿とともに氏子域を巡行する武者行列など祭りは5日間続きます。5日に行われる駈馬神事は落馬したように見せかけるものや、矢の中を疾走するものなどがあり迫力ある姿が見れます。

5月1~4日「ゑんま堂大念仏狂言引接寺(千本閻魔堂) 壬生大念仏狂言・嵯峨大念仏狂言に並び、京の三大狂言の一つ。えんま堂の狂言はセリフ入り。

5月1~4日「大念仏狂言」神泉苑 無言劇。念仏の妙理と勧善懲悪・因果応報の道理をわかりやすく親しまれながら得られるようにと工夫され、身ぶり手まね(ジェスチャー)で説法として始まったのが起源とされます。
 
5月1~5日「虫払定」神護寺 普段非公開の仏画や古文書などを公開します。

5月1~24日「鴨川をどり」先斗町歌舞練場 新緑の京都で華やかな芸舞妓の踊りを。

5月1日「競馬会足汰式上賀茂神社 5日の競馬神事のために馬の年齢や速度などを実際に見て組合わせ表をつくります。

5月吉日「斎王代・女人列御禊神事 」上賀茂神社下鴨神社 葵祭の斎王代以下、女人列に参加する40人の女性が身を清める神事です。

5月2日「お茶壷道中」建仁寺八坂神社 江戸時代に宇治の新茶を将軍様に献上にあがった行列を再現しています。

5月3日「流鏑馬神事下鴨神社 葵祭の人気行事。糺の森は流鏑馬を一目見ようと大勢の観光客で埋めつくされます。

5月3日「狸谷山大般若祈願会」狸谷山不動院不動院 大般若経は西遊記で有名な三蔵法師玄奘が作り上げた字数500万字、600巻に及ぶ最大規模の経典を「転読」という方法で読み上げます。

5月5日「賀茂競馬会神事上賀茂神社 1馬身の差をつけて2頭の馬がスタートし、差が広がれば前の馬の勝ち、狭まれば後ろの馬の勝ちとなります。勇壮な神事。

5月5日「歩射神事」下鴨神社 蟇目式(ひきめしき)で四方の邪気を祓い、屋越し式・大的式・百矢式と続きます。

5月上旬 「大原女まつり」大原一帯 大原女着付け体験が割引などイベント盛りだくさんです。

5月5日「神幸祭 鳳輦巡行」新熊野神社  獅子舞・鳳輦・稚児武者などの行列が練り歩きます。山伏(聖護院)も行列に参加して、神仏混合で祭事が行われます。

5月5日「大峰山入峰修行」赤山禅院 日本唯一の女人禁制のお山、大峰山(奈良県吉野郡)で狸谷山修験者は修行をします。

5月中旬~ 「大田ノ沢の杜若群落の見頃」大田神社 カキツバタの葉っぱの新緑色に染まった大田ノ沢の上に、群青色の綺麗な花が咲いて見事な景色が広がります。尾形光琳が国宝『燕子花図屏風』を描く際に大田ノ沢のカキツバタをモデルにしたとされています。

5月第2土日 「菅大臣祭」菅大臣天満宮 初日に山伏のお練り、2日目には拝殿にて狂言奉納があります。自由鑑賞。

5月第2日曜 「新日吉(いまひえ)祭」新日吉神宮  祭官が祝詞を述べ、門跡が読経する神仏混淆の貴重な行事が行われます。妙法院門跡による御法楽の舞も。

5月11日以後の日曜日「松尾祭・還幸祭松尾大社 三御旅所に駐輦された唐櫃と6基の神輿が松尾大社に戻られるお祭りです。神輿渡御祭の中心で、今でも氏子中では「おまつり」といえばこの祭を意味します。

5月12日「御蔭祭」御蔭神社・下鴨神社 葵祭を前に、下鴨神社の祭神の荒御魂(あらみたま)を比叡山山麓の御蔭神社から下鴨神社に迎える神事です。東遊の奉納も。

5月12日「御阿礼神事」上賀茂神社 祭儀中最も古く且つ重儀の神事で、秘儀として一般の奉拝はありません。

5月15日「賀茂祭(葵祭)下鴨神社上賀茂神社 上賀茂神社と下鴨神社という賀茂氏の神社で五穀豊穣を祈願する祭りが、平安遷都を境に国家的な祭りへと発展。藤の花で飾られた牛車や輿(こし)に乗った「斎王代」を中心にした行列が、御所を出て下鴨神社、上賀茂神社へと向かいます。

5月第3日曜 「三船祭車折神社 大堰川の川面では竜頭船(管弦楽)、詩歌船、歌謡船、流扇船など多数浮かびます。華麗な王朝船遊びです。

5月第3日曜 「嵯峨祭(神幸祭)」野宮神社愛宕神社 愛宕・野宮両神社の祭礼で、神輿が嵯峨釈迦堂前の御旅所まで巡行します。稚児行列、子供神輿剣鉾巡行。随行、愛宕神輿、野宮神輿、神酒車も。

5月18日「御霊祭」上御霊神社 都で最古の祭礼といわれ、平安装束の氏子ら約500人と鉾、神輿3基の行列が北区一帯を5時間近くかけて練り歩きます。夜には露店も出て地元の人々であふれます。

5月第4日曜 「嵯峨祭(還幸祭)」野宮神社・愛宕神社 両神社の祭礼です。先週の神幸祭につづいて剣鉾・稚児行列などがあります。

5月28日「流鏑馬」城南宮 承久の乱に由来する流鏑馬です。

5月28日「業平忌三弦法要」十輪寺 56歳で没した業平の忌日法要が行なわれます。多くの俳人・歌人が集い、舞踊・京舞の奉納や、献花も。

5月30日「御懺法講(おせんぼうこう)」三千院 本来、御所で行われていた天皇家の回向法要です。声明と雅楽による華やかな平安絵巻さながらの伝統法要で華やかで重要な催事。

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京都三大祭り「葵祭」のあれこれ

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桜の季節が終わりを告げる頃、京都では三大祭りの一つである「葵祭(賀茂祭)」の前儀の様々な祭儀が始まります。下鴨神社(賀茂御祖神社)と上賀茂神社(賀茂別雷神社)の例祭である葵祭は、毎年5月15日に行われ、優雅な王朝風俗の行列で知られています。祭は6世紀半ばの飢饉をきっかけに欽明天皇が始めたとされています。平安中期の貴族の間では、お祭りといえばこの葵祭を指すほど名の知れたものでした。平安貴族の姿で列をなした風雅な一行は「京都御所」を出発し、下鴨神社を経て、上賀茂神社へと向かいます。「路頭の儀」と呼ばれるこの巡行は葵祭の最大の見所です。他にも15日に至るまでには様々な前儀があり、お祭りのムードは徐々に高まっていきます。今回は葵祭の祭事をまとめてみました。


(2011年5月3日 流鏑馬神事)

5月1日13時~ 上賀茂神社「賀茂競馬足汰式(かもくらべうまあしぞろえしき)」
約920年続く歴史ある神事です。5月5日の本番に先立ち馬の優劣や組み合わせを決める儀式。有料席(500円)もあります。勇壮な神事で、京都市無形文化財に登録されています。

5月3日13時~15時30分 下鴨神社「流鏑馬神事(やぶさめしんじ)
全長500メートルの糺の森「馬場」を、公家風の束帯姿や武家風の狩装束の射手たちが疾走する馬上から3ヶ所の的を目がけて鏑矢(かぶらや)を射て、葵祭の道中を祓い清める神事です。

5月4日10時~ 上賀茂神社「斎王代禊の儀(さいおうだいみそぎのぎ)」
斎王代と女人たちが、身を清める儀式です。毎年、上賀茂神社と下鴨神社の交代で行われます。雅楽が流れる中、十二単に小忌衣をつけた斎王代、童女など50余名の女人列が進む様は雅な王朝絵巻を感じさせます。

5月5日11時~ 下鴨神社「歩射神事(ぶしゃしんじ)」
葵祭の沿道を清める魔除けの神事です。馬上で矢を射る「流鏑馬」に対して、地上で矢を射るもので、蟇目鏑矢(ひきめかぶらや)を楼門に向けて高々と放ちます。葵祭(賀茂祭)の安全を祈願します。

5月5日14時頃~上賀茂神社「賀茂競馬(かもくらべうま)」
舞楽装束を身にまとった乗尻(騎手)が馬に乗り、左右に分かれて社頭に参進します。境内の馬場でその速さを競う競駈(きょうち)は儀式の後、14時頃より予定されています。この様子は「徒然草」にも書かれており、京都市登録無形民俗文化財にも登録されています。

5月12日15時~上賀茂神社「御禊の儀(ぎょけいのぎ)」
神職一同、賀茂祭の斎行にあたり境内「橋殿」にて特有の作法にて身を清めます。

5月12日9時30分~ 下鴨神社「御蔭祭(みかげまつり)
比叡山山麓の八瀬御蔭山より神霊を本社へ迎える神事です。16時ごろから糺の森において行われる「切芝神事」の「東游(あずまあそび)」は優雅な王朝の祭典として名高いものといわれています。

5月15日10時30分~ 京都御所-下鴨神社-上賀茂神社「路頭の儀」
天皇からの使者・勅使が上賀茂、下鴨両神社を参向する葵祭の最大の見所。総勢500名余、馬36頭、牛4頭、牛車2台、輿1台の風雅な王朝行列が、約8キロの道のりを巡行します。両神社にて「社頭の儀」も行われます。

5月15日の「路頭の儀」では、「京都御所」と「下鴨神社」に観覧席(2,000円)が設けられます。こちらの観覧席は事前にチケット購入が必要です。また、上賀茂神社でも芝生観覧席(1,000円)が用意されます。当日、正午からの受付で、事前予約は不要です。ゆっくりみたい方には観覧席がオススメです。