千本ゑんま堂の「普賢象桜」が見ごろです 2015年

上京区の千本ゑんま堂では普賢象桜が見ごろを迎えています。八重の花弁の中から牙のような双葉がでている姿が象に乗っている普賢菩薩に似ているところから「ふげんぞう」の名が付いたといわれています。ここ千本ゑんま堂が発祥とされ、毎年4月の中旬から下旬にかけて見ごろとなります。

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咲き始めは白い花弁ですが、散るときにはピンク色に染まるというなんとも風流な桜でしょうか。一ひら二ひらではなく花冠のままぼとりと落ちる散り様が、さながら斬首される囚人の姿に似てるため、中世の所司代は、この花を獄舎の囚人に見せ仏心を起こさせたともいわれています。

桜 003

今年は桜の開花時期が非常に短く少々残念な年ではありましたが、こうやってまだ桜を楽しめることを嬉しく思いました。同じく見ごろの藤棚や遅咲きの八重桜との共演もとても美しかったです。

桜 005

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千本ゑんま堂の開基である小野篁卿は、この世とあの世を行き来する神通力を有したとされる伝説の人物でもあります。本尊である閻魔法王は怖いお顔から地獄の支配者のように思われていますが、実は人間界をつかさどるとても身近な仏様です。必ずお参りしましょう。正式名は引接寺(いんじょうじ)といい、夏のお精霊迎え・ゑんま堂狂言などが有名です。

引接寺(千本ゑんま堂)
住所:京都市上京区閻魔前町34
境内無料
ホームページ:http://yenmado.blogspot.jp/

京都・上善寺「六地蔵めぐり」2012

毎年8月22日〜23日の2日間をかけて「六地蔵めぐり」が営まれます。

京の六地蔵尊は、閻魔大王に仕えた小野篁が六道に迷い苦しむ衆生を救おうと発願し、木幡山の一本の桜の木から作った六体の霊像とされています。小野篁の発願からおよそ300年後の1157年、この六地蔵尊を手厚く信仰していた後白河天皇が、平清盛と西光法師に命じて京都へ通じる都街道の入口六ケ所に六角堂を建てて、地蔵尊を一像ずつ分置しました。これがきっかけとなり、六地蔵をめぐって無病息災を祈願するという風習がはじまりました。

京都では毎年8月18日〜23日頃に「地蔵盆」「地蔵祭」と呼ばれる子どもたちを中心としたお祭りが町ごとに営まれるのは、この「六地蔵めぐり」に起源があります。

地蔵の前に吊るされているのは「幡(はた)」と呼ばれる六地蔵尊お札です。各地蔵ごとに色分けされていて、これを六枚集めて家の入口に吊るすことで、その年の護符にします。古くなった「幡」は、その年の一番目に参詣した寺社に吊るしてお返します。

京都市の外周にぐるりと配置されているので、二日間で六地蔵をめぐるのは自動車がないとかなり大変です。地元バスツアーなども企画され、2日間は早朝から夜間まで絶えること無く参詣者で賑わいます。境内には少ないながら鯖寿司やお餅、わらび餅など京都らしい店が並びます。上善寺では、8月22日20:00から地元の「小山郷六斎念仏」が営まれます。

伏見六地蔵
寺社:大善寺
街道:奈良街道

鳥羽地蔵
寺社:浄禅寺
街道:西国街道

桂地蔵
寺社:地蔵寺
街道:丹波・山陰街道

常盤地蔵
寺社:源光寺
街道:周山街道

鞍馬口地蔵
寺社:上善寺
街道:鞍馬街道

山科地蔵
寺社:徳林庵
街道:東海道