城南宮「湯立神事」2013

京都市伏見区にある「城南宮」は、国土の安泰と都の守護を願い、遷都の際に平安城の南に祀られた宮であることからその名が付けられました。平安時代の末には、白河上皇により「鳥羽離宮」が造営され「院政」の拠点となり都のように賑わったといいます。

「湯立神楽」は城南宮以外でも、9月の晴明神社 「晴明祭 -宵宮祭-」や、11月の上御霊神社「おひたき」など各神社にて毎年行われています。

城南宮では毎年2月中旬から3月末日までの期間に「しだれ梅と椿まつり」が開催されています。社殿を囲むように広がる「神苑-楽水苑-」は「春の山」「平安の庭」「室町の庭」「桃山の庭」「城南離宮の庭」の5つの庭からなり、洛南の花の名所として知られています。
 →花の名所「城南宮」

城南宮へのアクセスは「京都らくなんエクスプレス」便利です。京都駅から約15分ほどと、短時間での移動が可能です。平日は「油小路城南宮」下車徒歩4分、土休日は「城南宮前」下車徒歩1分です。京都観光の際はぜひご活用下さい。広い無料駐車場もあるので、車での参拝もできます。

城南宮
住所:京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
TEL:075-623-0846
拝観時間:9時~16時30分(受付は16時まで)
神苑拝観料:500円、境内は無料
ホームページ:http://www.jonangu.com/index.htm

上御霊神社「おひたき」

京都では11月になると、神社、町内の祠、あるいは火を使う染物屋や風呂屋などで「火焚祭」が営まれます。11月18日には上御霊神社で「おひたき」と「囀市」が同日に行なわました。

拝殿前の舞殿で神様へ五穀豊穣を感謝する供物を捧げる儀式が行なわれ、祝詞が奏上された後に、巫女によって「刀舞」が奉納されます。白木刀を持った巫女が独特の所作で抜いた刀を振りながら優雅に舞います。

お火焚のための薪は境内にある「福壽稲荷神社」寄りに設置されています。舞殿での刀舞奉納と同時進行でお火焚もはじまるので、境内には優雅な雅楽演奏が流れ、一方では火焚串から強い炎と煙がのぼります。

そして巫女による「湯立神楽(ゆだてかぐら)」の奉納が行われます。グツグツと釜で湯を煮えたぎらせ、その湯を用いて神事を執り行い、無病息災や五穀豊穣を願い、その年の吉兆を占う日本古来からの伝統的な神事です。神楽によって撒かれた湯しぶきを浴びると、無病息災になると言われています。その湯しぶきは想像以上に大量に飛び散らせます。熱い。

御神供として蜜柑、お火焚饅頭、粔籹(おこし)をいただきました。水火天満宮の御火焚祭でも同じ物をいただいたので、この3種の組み合わせに何か意味があるのかと思って調べてみました。粒々の果肉が沢山入っている蜜柑には子孫繁栄のご利益があり、火焔玉(宝珠)の焼印が押されたお火焚饅頭には無病息災のご利益があり、新米で作られた粔籹には五穀豊穣のご利益があるとされているようです。

 →その他の写真:WEB京都写真集「上御霊神社御火焚祭

上御霊神社
住所:京都市上京区上御霊前通烏丸東入上御霊竪町495
おひたき:毎年11月18日 13:30ー15:00