京都・知恩院 除夜の鐘 試し撞き

日本三大梵鐘と言えば、東大寺、方広寺、そして知恩院です。

1636年に鋳造された知恩院の大梵鐘は、重量70トン、高さ3.3メートル、外径28メートル、厚み30センチの威風堂々とした造りです。

大晦日を迎える前の大梵鐘の試し撞きは、毎年12月27日に行われています。親綱をひく僧(1人)と子綱をひく僧(16人)が「え〜い、ひと〜つ」「そ〜れ」の掛け声に合わせて除夜の鐘の本番さながらの迫力で鐘撞きを行いました。

撞き始めは14時からですが、何回か撞くのを見ると観光客もカメラマンも入れ替わるので、焦らなくても少し待てば間近で見ることができます。円山公園一帯に鐘の音が響き渡ると年の瀬を実感します。

場所:知恩院
開催日:毎年12月27日 14:00~

粟田神社「粟田祭-神幸祭-」2012

10月6日〜10月8日のあいだ、粟田神社では「粟田祭」が行われます。3日目の「神幸祭」では先之行列として「剣鉾」と「大燈呂」が巡行しました。

巡行する剣鉾は、三鈷鉾、葵鉾、松鉾、獅子牡丹鉾、垣夕顔鉾、桐鉾の6基と、剣鉾台車の柏鉾です。神様を乗せた神輿の渡御に先立って、市中の罪と穢れを集め鎮め祓うのが剣鉾と大燈呂の役割です。これは祇園祭の山鉾巡行と同じです。

剣鉾の担ぎ手は「鉾差し」と呼ばれ、定期的に神社境内で稽古しています。昔と違って現代の道路には交通標識や信号機があるので、それを上手に避けながら、鉾を上下にしならせて澄んだ音を鳴らします。粟田祭の剣鉾は棹が長いです。アーケード街では垂直には立てられず水平で担いでいました。剣鉾は粟田祭以外に結婚式など祝いの席や京都市主催イベントなどで差されることもあります。

剣鉾の後に大燈呂も続きます。やはり大燈呂は「夜渡り神事」のときに明かりが点されている姿を見るのがベストですね。粟田神社の祭事とは全く別にPR目的として、毎年3月に京都市東山一帯で催されている「東山花灯路」の夜にも知恩院三門前に大燈呂が展示されます。

「夜渡り神事」では鳴り閂のみの参列でしたが、この神幸祭ではいよいよ神輿が渡御します。12時半に粟田神社境内で子ども神輿による拝殿まわしが行われてから、神輿が氏子市中へ出発します。14時頃に行列は青蓮院で門主から御加持をいただき、その後は景気の良い鳴り閂の音と威勢の良い掛け声を響かせながら町内を巡って神幸をもたらします。神社鳥居前や交差点などの要所要所で「差し上げ」や「差し回し」も披露されます。御神輿を拝まずして京都のお祭りを語るべからずです。

神幸祭は夕方まで続けられ、18時頃に粟田神社へ戻った御神輿から神様の分霊を本殿へと還す還幸祭が行われて粟田祭はおしまいになります。本来の祭礼日にあたる毎年10月15日には境内で例大祭が行われ、11時から舞楽が奉納されます。

粟田神社「粟田祭」
神幸祭:2012年10月8日12時〜
住所:京都市東山区粟田口鍛冶町1
TEL:075-551-3154
ホームページ:http://www.awatajinja.jp