京都・萩の寺「常林寺」が見頃。

出町柳駅から南へ100メートルほど下ったところにある常林寺(光明山摂取院常林寺)は「萩の寺」と呼ばれています。本尊は阿弥陀三尊像で、北側の地蔵堂には、古くから若狭街道を往来する人々に信仰されている世継子育地蔵尊が祀られています。

初秋に訪れると、境内に紅白の可憐な萩の花が見事に咲いています。1573年に念仏専修僧の魯道(ろどう)によって創建され、当初は、寺町荒神口(上京区)にありましたが、1671年の大火で類焼して現在のところへ転地しました。幕末には勝海舟が宿坊として利用していたので、この常林寺にも坂本龍馬や幕臣たちが訪れては日本の将来を語り合っていたかもしれません。

今年は9月16日に「萩供養(はぎくよう)」が営まれます。当日19時からはアコーディオン演奏の奉納があります。去年は終日で門前にて古本市やチャリティーバザーも催されていました。

常林寺
ホームページ:http://haginotera.blog43.fc2.com
住所:京都府京都市左京区田中下柳町33
拝観料:無料

梨木神社「元服式」

京都市上京区の「梨木神社」で営まれた弓馬術礼法小笠原流「元服式」を見に行ってきました。元服式とは「冠」「婚」「葬」の人生の大事な節目である三大礼の一つ。「加冠の儀」と呼ばれ、子供の稚児髷から、髪を結い大人の服装をして冠を被ることで成人としての役割と地位を得る儀式です。今年は弓道を学ぶ男性1名、女性3名の元服式が執り行われました。

午後1時、本殿に参拝を済ませた後「能舞台」へと移動し儀式が厳かに始まります。元服式には「因みの親」という仮の親がこの式を見守っています。まずは大人の身なりへの着替えが一人一人丁寧に行われます。男性は武家子供の服装である「小素襖(こすおう)」から「直垂(ひたたれ)」に着替え、女性は「千早」から「水干」姿になります。全員が着替えを済ませた後、男性は「風折烏帽子」・女性は「立烏帽子」を被る「加冠の儀」が営まれました。そして儀式は祝宴へと移ります。太刀のお披露目や成人の心得の御話などがあり、無事元服式が行われました。武家装束に身を包み大人への仲間入りを果たした4人の姿は、若さが溢れ晴れ晴れしいものでした。

淡々と進む儀式が進む中にも緊張感があり、見ているこちら側も厳かな気持ちになりました。このような伝統行事を間近で見ることができる貴重な機会に感謝。

トコトコト梨木神社関連の過去記事
小笠原流弓術披露 三三九手挟式
梨木神社「萩まつり:上方舞奉納」

梨木神社「元服式」
日時:2012年1月22日(日) 13時~14時30分
住所:京都市上京区寺町通広小路上る染殿町680
ホームページ:http://nashinoki.jp/
拝観:無料