光をもとめ・下鴨神社「蛍火の茶会」 2013

今年も早いものでもう6月。全国各地で蛍が見れる季節となりました。そんな中毎年6月初旬に下鴨神社で行われるのが「蛍火の茶会」です。今年で23回目を迎えました。夕暮れの5時をすぎる頃には、神服殿では十二単衣と小袿の舞や雅楽や箏曲の演奏、橋殿と細殿には茶席が設けられ境内は雅な雰囲気いっぱいです。そして日が暮れた頃、約400匹のホタルが一斉に放たれます。

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午後から楼門前では「納涼市」も開催されており、この辺りも非常に賑やかです。あの出町柳・ふたばの「豆餅」や名物・みたらし団子、お酒やお香など京都の老舗が多く並ぶのが特徴で、観光客たちに大人気のようでした。ふたばはやはり人気のようで、売り切れ後早々にお店を閉めていましたよ。我が家はみたらし団子を美味しく頂きました。

今年から蛍は、御手洗川奥にできたホタル鑑賞入口から歩いてすぐの場所で放たれるようになりました。真っ暗な森の中にほのかな光が見えると歓声の声が聞こえます。一つ、また一つと光が多くなり幻想的な世界が広がります。道は一方通行なため非常に混雑しますが、皆さん思い思いの夜を楽しんでいたようです。足元は非常に暗いのでお気をつけ下さい。毎年大変な混雑するこのイベントですが、また来年も来よう思ってしまうから不思議です。幼い頃に見た蛍の光は、時を超え場所を変え、私の心に新たな光をともしています。

過去記事→「下鴨神社 蛍火の茶会 2012」

下鴨神社
住所:京都市左京区下鴨泉川町59
日時:6月上旬
時間:納涼市13時〜、蛍の解放19時30分ごろ〜
ホームページ:http://www.shimogamo-jinja.or.jp/

下鴨神社「蛍火の茶会」

下鴨神社で「蛍火の茶会」が行われました。かつては梅雨時に糺の森へ涼みに行くと蛍が顔にぶつかって痛いほどの数で飛び交っていました。西国行脚していた小林一茶は酒の入った盃に映った蛍の光を「盃に 千れや糺すの とぶ蛍」と一句よんでいます。清流の枯渇と農薬汚染で蛍が激減した現代となっては想像することだけしかできない風流な光景です。

13:00 糺の森納涼市(※名産品/銘菓販売、21時まで)
13:30 雅楽(1回目)
15:00 雅楽(2回目)
17:00 奉告祭
17:00 裏千家茶席(※要招待券、21時まで)
18:00 箏曲
19:20 十二単衣と小袿姿王朝女人の雅楽舞
19:50 蛍カゴの開放
20:20 十二単衣の着付と王朝舞

竹で作られた大きな蛍カゴが御手洗池まで運ばれて、カゴから600匹の蛍が放たれると大勢の見物客から歓声があがりました。

古来は「開けずの間」と呼ばれて平常の使用を禁じられていた神服殿(しんぷくでん)で十二単衣(じゅうにひとえ)の着付が披露されました。衣紋者(えもんじゃ)と呼ばれる介添人が、白小袖に紅の長袴姿の御方(おかた)に、単(ひとえ)、五衣(いつつぎぬ)、打衣(うちぎぬ)、表着(うわぎ)、唐衣(からぎぬ)、裳(も)を重ね着していき、帖紙(たとう)を懐にしまい、檜扇(ひおうぎ)を手渡せば十二単衣の着付は完成です。

そして、衣紋者の二人が橋殿から退場して「王朝舞」が奉納されました。「踊り」ではなく文字通りに優雅に「舞う」美しい所作です。最後は奥ゆかしく顔を檜扇で隠したままスッと橋殿から降りました。十二単衣の着付と王朝舞ですが、事前に予約をすれば下鴨神社でいつでも特別拝観(詳細)することができます。料金は1回4万円で80人まで同時拝観できます。詳細は下鴨神社の社務所にお問い合わせください。

御手洗池で放たれた蛍たちは糺の森の樹冠まで高く飛んでいきました。天候で前後しますが、下鴨神社境内の蛍は21時くらいになると糺の森東側泉川沿いに飛び交います。

蛍火の茶会
開催日:2012年6月9日
会場:下鴨神社