真夏の夜空に浮かぶ「五山送り火」2013

8月16日。今年もご先祖の霊を送る「五山送り火」が行われました。東山如意ヶ嶽の「大文字」から始まり、松ヶ崎西山・東山の「妙・法」、西賀茂船山の「船形」、金額時付近大北山の「左大文字」、嵯峨仙扇寺山の「鳥居形」の順番に点火され、町中がほのかな炎に照らされます。五山の送り火はお盆の精霊を送る宗教行事ではありますが、京都の夏の風物詩としても知られています。点火の時間が間もなくに近づく頃に、家族で観賞へ出かけていく姿は今も昔も変わらない光景です。

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今年も近くの橋から眺めることにしました。時間が近づくにつれどんどん地元の人々が集まってきますが、はしゃぐ子供達とは対照的に大人達は厳粛にその時を待ちわびていました。そして点火時間の8時。大文字から少しずつ炎が見えると、歓声が湧きます。時間をかけて赤く赤く染まる大の文字は、夏の暑さを忘れさせてくれるくらい美しいものです。

大文字・・・午後8時点火
妙法・・・・午後8時10分点火
船形・・・・午後8時15分点火
左大文字・・・午後8時15分点火
鳥居形・・・午後8時20分点火

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さらに北へ向かい「法」と「妙」も観賞しました。かすかではありますが、その姿が見えると嬉しいものです。我が家でも家族一緒に見る毎年の行事となりつつあります。当日の市内では交通規制なども行われていますので、車やバスでの移動は際はご注意ください。送り火が終わると京都の夏も終わる、京都にはそんな言葉があります。猛暑続きの今年の夏もそろそろ終焉へと向かうのでしょうか。

五山送り火
日にち:毎年8月16日
見やすい場所:鴨川・賀茂川堤防、北山通、高野川堤防、西大路通、松尾橋、広沢池、船岡山公園頂上
ホームページ:http://www.gozan-okuribi.com

精霊への祈り「五山送り火」2012

毎年8月16日に夏の夜空に浮かび上がる「五山送り火(ござんのおくりび)」。祇園祭と並んで京都の夏を彩る風物詩として世界の人々にも知られています。中でも有名な東山如意ヶ嶽の「大文字」から始まり、松ヶ崎西山・東山の「妙・法」、西賀茂船山の「船形」、金額時付近大北山の「左大文字」、嵯峨仙扇寺山の「鳥居形」の順番に点火され、町中が幻想的な雰囲気に包まれます。送り火そのものは盆の翌日に行われる宗教的儀式の一つであり、再び冥府に帰るお精霊さんを送るという意味の盆行事の一形態です。


(賀茂川・出雲路橋近辺から撮影)

「大文字」は人の形をあらわし、「妙法」を唱えて「船」に乗り、山影から出てきて「左大文字」となり「鳥居」をくぐってあの世へと帰っていく。送り火の根源は諸説ありますが、多くの京都の人は、北から西へと灯されていく炎の明かりがお精霊さんの帰り道を照らし、迷わず帰れるようにと送り出すためのものだと信じています。当日は京都市内の明かりも消灯する傾向にあり、送り火は沢山の地元の人に支えられ数百年も続く行事として現在に受け継がれています。

大文字・・・午後8時点火
妙法・・・午後8時10分点火
船形・・・午後8時15分点火
左大文字・・・午後8時15分点火
鳥居形・・・午後8時20分点火

雨天や強風などの気象条件により前後はありますが、各山とも上記時刻から約30分間灯される予定です。因みに各山の火床で燃やす護摩木は、「妙法」以外の山で受付をしています。なくなれば終了になりますので、事前の確認をお勧めします。

今年も出雲路橋付近から家族と一緒に送り火をみました。段々と日が落ち、目の前には自然豊かな賀茂川、そして炎が灯りはじめる「大」の文字。いつの間にか周りは沢山の家族連れでいっぱいに。橋の上にも多くの人がこの瞬間を見ようと多くの人が詰めかけていました。ゆっくりと明かりがつき、湧き上がる歓声。闇夜に浮かぶ光、そして祈り。京都の懐の深さを知った感慨深いひとときでした。

五山大文字
開催日:毎年8月16日
時間:20:00~
見やすい場所:鴨川・賀茂川堤防、北山通、高野川堤防、西大路通、松尾橋、広沢池ほか