京都の年中行事「8月の催し・伝統行事」

祇園祭が終わり夏の暑さが本格的に。暑い暑い夏のイベントも様々です。8月は夏休みもあり、学生さん向けのイベントもたくさん!お精霊さん迎え・五山の送り火・万灯会など古くから続く行事が多く、家族を思う月でもあります。

8月1日「祇園花街 八朔」祇園界隈 八月朔日(旧暦8月1日)を略したで言葉で、古来より恩義のある人に贈り物をする風習があった日です。舞芸妓さんが絽の黒紋付きの衣装で芸事の師匠やお茶屋に挨拶にまわります。襟足の白粉の筋が2本から3本になったり、「奴島田」という髪型に結い直すといった舞妓さんの正装は特別な日にしか見る事ができない晴れ姿です。

8月1日~5日「盂蘭盆早朝法話」清水寺 連日早朝6時から清水寺盂蘭盆早朝法話を開講しています。朝活しませんか?

8月上旬「京の七夕鴨川二条城・堀川・各社寺 今ではすっかり京都の夏の風物詩となりました。プロジェクトマッピングなど多彩な催しが市内の各地で行われます。梅小路公園・岡崎エリアも追加されています。

8月4日「例大祭」北野天満宮 987年に一條天皇が初めて勅祭を斎行された日にあたり北野天満宮で最も大切な祭典とされています。皇室の繁栄と国家安泰、五穀豊穣、無病息災を祈願します。

8月5日「万灯会・施餓鬼法要」醍醐寺 国宝の五重塔や金堂もライトアップされるほか、上醐では供養の灯がともされる中で「夜まいり」が行なわれ、下醍醐では日没から1000を超える置き灯篭や提灯が灯され、参道が照らされる中「精霊供養法要」や「お施餓鬼(せがき)供養」が行われます。幻想的です。

8月6日「夏越神事下鴨神社 矢取神事とも呼ばれる勇壮なお祭りです。御手洗池に斎竹(いみだけ)を立てて清め、中央に斎矢を立て、奉納された厄除けの人形が流されると裸男たちが一斉に飛び込み矢を奪いあいます。

8月7日「亀岡平和祭」亀岡市 京都府亀岡市の花火大会。日本煙火協会推薦の特選玉を見ることができる数少ない大会です。

8月7~10日「陶器まつり」五条坂一帯 全国の産地から400店余の露店が軒を連ねます。市価の30~50%くらいの値段で掘り出し物がたくさん!昔から京都人はここで陶器を揃えていたそうです。

8月7~10日「六道まいり・迎え鐘」六道珍皇寺 「お精霊(しょうらい)さん迎え」とも呼ばれ、8月7日~10日までの4日間に精霊(御魂・みたま)を迎えるために参詣します。線香の煙が漂うなか、水塔婆を納め、先祖の霊を迎えるため冥土にも届くといわれる梵鐘の「迎え鐘」をつく大勢の参詣者で賑わいます。

8月7~10日「陶器神社大祭」若宮八幡宮社 大祭が行われ、陶器みこしが巡行します。8日10時からは祭礼が行われ、11時からみこし巡行有ります。

8月7~16日「お精霊迎え・送り」引接寺 旧盆のこの日に、ご先祖の精霊がゑんま様のお許しを得て各家庭に戻ります。
地域の人々を中心に多数お参りされ、水塔婆を流し迎え鐘をついて、その音にのって皈ってこられる「おしょらいさん」をお仏壇の扉を開いてお迎えします。千本六斎念仏の奉納もあります。

8月8~12日「精霊迎え・六道まいり」大報恩寺(千本釈迦堂)お盆を挟む季節の8月8日から16日、大報恩寺に安置されている重要文化財の「六観音菩薩像」の六道信仰によって、6つの道に迷えるご先祖様や縁者のすべての精霊を迎、供養することで仏様の救いの力をもらい罪滅ぼしと招福を祈る行事です。秘仏として、公開されていない文化財のご本尊・釈迦如来像もこの期間だけはご開帳されます。

8月8~10・16日「万灯会」六波羅蜜寺 関白法要が8日、大万灯点灯法要8~10日におこなわれます。送り万灯点灯法要は16日。大万灯点灯法要では、大の形をした文字に点灯して、先祖の霊を迎えて祈ります。

8月9~16日「盂蘭盆万灯供養会」壬生寺  精霊(祖先の霊)をお出迎えし最終日である16日にお送りします。初日と最終日に壬生六斎念仏の奉納があります。 

8月9日「精霊会」穴太寺  境内には多くの露店が並び、ほおずきを買って仏迎えをする人達で賑わいます。亡き人々の御霊をお迎えする行事で、聖武天皇に始まって以来行われています。

8月中旬「納涼古本まつり下鴨神社
 夏の風物詩となった糺の森での古本まつり。一日中居ても飽きないほどの本が並び、子供向けのイベントも。森見登美彦さんの作品『夜は短し歩けよ乙女』にも出てきますね。

8月14~15日「万灯会法要」大原三千院  18時に御門主御導師により観音堂で点灯式が行われ、不動堂・観音堂前広場を中心とした境内全域に一万本の灯明が点ります。

8月14~16日「東大谷万灯会」東大谷 涼しい夜間にもお盆参りができるよう、境内に参拝者の足元を照らす提灯を灯したことから始まりまった万灯会。18時頃から灯りがともります(21時まで)。期間中17時頃からは、茶所仏間において「仏典童話」の紙芝居、19時からは本堂において万灯会お盆法要も。

8月14~16日「万灯祭」車折神社 全国から献灯された約1000個にも及ぶ様々な願い事の書かれた赤や黄色の紙灯篭を社殿の軒先等に吊るし、点灯して願い事の成就を祈願します。

8月15~16日「松ヶ崎題目踊り・さし踊り」涌泉寺 松ヶ崎が日蓮宗に一村改宗されてより現在まで続いている宗教行事です。題目踊りさし踊りを境内で行い、16日には妙法送り火の点火されます。

8月15日「花背の松上げ」花背八桝町 洛北の山村に伝わる精霊送りと火災予防、五穀豊穣祈願の火の祭典です。河原に差し込んだ約千本の松明に一斉点火され、高さ20メートルの大傘に向かってその松明を投げ上げ、大傘に火をつけます。松明の火跡が雨のようで壮観です。以前テレビ番組で見ましたが、すごい迫力でした。

8月16日「五山の送り火」京都市内五山 夏の夜空にくっきりと浮かび上がる五山の送り火は、京都の夏を彩る風物詩として親しまれています。東山如意ヶ嶽の「大文字」、ほかに松ヶ崎西山・東山の「妙・法」、西賀茂船山の「船形」、金閣寺付近大北山(大文字山)の「左大文字」及び嵯峨仙翁寺山(万灯籠山・曼荼羅山)の「鳥居形」の五つ。

8月16日「広沢池灯籠流し」遍照寺・広沢池 精霊さんを送り灯籠を池に流します。五山の送り火と同時に見ることができます。

8月16日「精霊送り万灯流」徳林寺 嵯峨一帯の寺院と信者がつくる嵯峨仏徒連盟が、戦没者の霊を慰めるために、1947年から始まった伝統的な祭事です。渡月橋の大堰川に千数百の万灯籠を流し、お迎えした精霊をふたたび冥府に戻る先祖の霊を供養します。

8月16日「嵐山灯篭流し」嵐山渡月橋 精霊さんを送ります。五山の送り火も見ることができるので、大勢の人で賑わいます。

8月16日「送り鐘」矢田寺 鐘をついて魂をお送りする「送り鐘」が行われます。 

8月17日「金剛王院観音供」一言寺 金剛王院観音供・柴灯大護摩火渡りをする夏季大祭があり、境内は一日中賑わいます。

8月18日「例祭・小山郷六斎念仏上御霊神社 国の重要無形民俗文化財に指定されている「小山郷六斎念仏」が奉納されます。昼間には狂言、夜には御霊太鼓も。 

8月22~23日「六地蔵めぐり」大善寺/地蔵寺/上善寺/徳林庵/浄禅寺/源光寺 都の入口(旧街道)六ヵ所にあるお地蔵さんを巡拝して、家内安全・無病息災を祈願します。各寺で授与された六種のお幡(はた)を入り口に吊すと「厄病退散」「福徳招来」するといわれていて、800年も続いている伝統の行事です。

8月23~24日「千灯供養」化野念仏寺 西院の河原にまつられている数千体の無縁仏にろうそくを灯し、供養する宗教行事です。

8月23日「御本尊御開帳」十輪寺 本尊、延命地蔵菩薩(えんめいじぞうぼさつ)は腹帯地蔵尊と称され、子授け安産の祈願に。毎年8月23日に御開帳されます。

8月24日「久多花笠踊 」志古淵神社・上の宮神社・大川神社 久多(くた)の花笠踊は、京都市左京区の北端に位置する四季折々の美しい自然が残る山間の久多地区に伝承されている芸能で、重要無形民族文化財に指定されています。

8月24日「雲ヶ畑松上げ」雲ヶ畑出谷町・雲ヶ畑中畑町 愛宕明神に火災予防と五穀豊穣を祈願します。二箇所の山の中腹に胴木となる鉄の棒を寝かせ、その先に約4m四方のやぐらを組み、たいまつを文字の形に取付け、心棒を直立させ、夜空に火文字を浮かび上がらせます。

8月24日「広河原松上げ」広河原下之町・観音堂 愛宕神社に火災予防・豊作・家内安全を祈願します。河原や畦道に差し込んだ約千本の松明に点火、高さ約20メートルの大傘へ松明を投げ上げ火をつける勇壮な祭です。四方から上がる火が弧を描き、交錯して夜空を焦がします。

8月25日「吉祥院六斎念仏踊り」吉祥院天満宮 夏季大祭で、国の重要無形民俗文化財に指定されている六斎念仏が奉納されます。境内には夜店も。

8月最終日曜 「嵯峨天皇祭」梅宮大社 平安京を完成させた嵯峨天皇の徳を偲ぶ祭礼です。少年相撲大会、打楽器演奏などが催され、夜は露店が立ち並びます。

祇園祭(前祭/後祭)の主な行事・日程表 2017年

7月にはいり蒸し暑い日が続いています。この時期になると、あー毎年こんな暑さだったなぁと夏を感じるようになりました。今回は祇園祭の日程・行事などをまとめてみました。ご参考にしていただけたら嬉しいです。

7月1日-18日「吉符入(きっぷいり)」神事始めの意味。山鉾町では町内関係者が祇園祭に関する打合せをします。

7月1日「長刀鉾町お千度の儀」10時~ 八坂神社にて長刀鉾町のその年の稚児・禿が、大役に選ばれたことを神に報告し、祭の安全を祈願します。白塗りのお化粧を施した稚児・禿らが、鉾町の役員らとともに本殿を参拝後、本殿の周囲を時計回りに3周します。

7月2日「くじ取式」京都市役所にて山鉾の巡行順をくじで決める式。

7月2日-9日「二階囃子」吉符入後、夜の町会所にて祇園囃子を練習する風景を目にすることができます。風情たっぷり。雰囲気もあります。

7月3日「神面(しんめん)改め(船鉾町)」船鉾のご神体の1つである神功(じんぐう)皇后像につける面の無事を確認します。面に息がかからないよう懐紙をくわえ厳かな雰囲気のなか行われます。

7月5日「長刀鉾稚児舞披露(長刀鉾町)」15時30分~ 長刀鉾保存会にて「太平の舞」が披露され、祭りの無事を祈願します。

7月7日「綾傘鉾稚児社参(綾傘鉾)」14時~ 八坂神社でその年の綾傘鉾のお稚児さんが祭りの無事を祈願しお千度を行います。

7月10日「神輿洗」20時~ 神輿3基のうち中御座の神輿をかつぎ鴨川・四条大橋まで運び、神輿を清める儀式を行います。

7月10-14日「前祭 鉾建・山建」各町で巡行の山鉾が収蔵庫から出され組み立てられます。伝統的な手法で組み立てられる鉾は作られていく過程をみるのも楽しいです。
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7月12-13日「前祭 曳き初め・曳きぞめ」完成した山鉾を本番さながら正装姿の音頭取り、囃子方が乗り込み試し曳きをします。 綱を曳くと一年間厄除けになると言われ、子供も女性も一般の人みんなが曳き手になれます。
函谷鉾:12日14時~、月鉾:12日14時~、鶏鉾:12日14時30分~、菊水鉾:12日15時~、長刀鉾:12日15時30分~、
蟷螂山:13日12時~、船鉾:13日15時~、放下鉾:13日15時~、岩戸山:13日15時~  ※組立の状況によって時間は変更となる場合があります。

7月13日「長刀鉾稚児社参」11時~ 八坂神社の本殿にてお祓いを受ける「お位もらい」儀式を行います。五位少将十万石と同じ格式を授けられるといわれており、この日を境にお稚児さんは神の使いとして過ごすことになります。

7月13日「久世駒形稚児社参」14時~ 巡行後におこなわれる神幸祭、還幸祭で神輿の先導役を務める久世稚児(綾戸國中神社)が「社参の儀」をおこないます。神の化身八坂神社の境内にも馬に乗ったままで入れ、直接本殿に乗り付けることができます。

7月14-17日「前祭・宵宵山・宵山」夜の各鉾町にて提灯が灯されて祇園囃子が奏でられます。祇園祭といえば宵山という人も多いはず。

7月16日「宵宮神賑奉納」18時-21時 祇園さんのお膝元である祇園商店街では、四条通の特設ステージを舞台を設け八坂神社の大神さまに各種芸能を奉納します。京舞や舞楽、鷺踊など。

7月16日「日和神楽」22時~ 翌日の山鉾巡行の晴天を祈願し各山鉾町の囃子方が、各町から四条御旅所の間を囃しながら往復します。

7月17日「前祭・山鉾巡行」9時~ 長刀鉾を先頭に四条烏丸を出発。くじ取りで決まった順に前祭の山鉾23基が都大路を賑やかに巡行します。四条境町でくじ改め、四条麩屋町で長刀鉾のお稚児さんが四条通に張り渡した斎竹(いみたけ)の注連縄を太刀を振るって切り落とします。見どころの一つである辻回しは「四条河原町交差点」「京都市役所前」「新町御池」の3箇所で見ることができます。
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7月17日「神幸祭」16時~ 祇園祭で最も重要な中心行事といわれるのが神幸祭です。中御座、東御座、3西御座の3基の神輿が氏子町内を巡行します。祇園石段下で3基とも集結し威勢よく差し上げを行う様は圧巻の一言。

7月17日「神輿渡御」18時~ 八坂神社3基の神輿及び東若御座が氏子区域内をそれぞれ所定のコースに従い渡御します。神輿渡御出発式は見逃せません。四条寺町の御旅所に入り後祭山鉾巡行、花傘巡行の行われる24日まで滞在します。

7月18日-21日「後祭 鉾建・山建」 各町で巡行の山鉾が収蔵庫から出され組み立てられます。伝統的な手法で組み立てられる鉾は作られていく過程をみるのも楽しいです。

7月20日-21日「後祭 曳き初め・曳きぞめ」 完成した山鉾を本番さながら正装姿の音頭取り、囃子方が乗り込み試し曳きをします。 綱を曳くと一年間厄除けになると言われ、子供も女性も一般の人みんなが曳き手になれます。
南観音山:20日15時~ 北観音山:20日15時~、大船鉾:20日15時~、八幡山:20日16時~、橋弁慶山:21日11時~ ※組立の状況によって時間は変更となる場合があります。

7月21日-23日「後祭 宵宵山・宵山」 夜の各鉾町にて提灯が灯されて祇園囃子が奏でられます。歩行者天国・露店の出店などはありませんが、地元のお店が盛り上げてくれています。前祭に比べてゆっくり散策できます。

7月21日-23日「屏風祭」 鉾町にある旧家・老舗の店がそれぞれの所蔵する美術品・調度品などを飾り一般に公開します。よく屏風が飾られるのでこの名で呼ばれています。

7月23日「オハケ清祓式」 祇園御霊会の行われた神泉苑南端にある三条商店街の中の三条御供社前に緑の芝生を敷き、3本の御幣を立て四隅には斎竹を飾ります。芝生と御幣を総称して「オハケ」と呼ばれ神様の休憩処となります。

7月23日「日和神楽」22時~ 翌日の山鉾巡行の晴天を祈願し各山鉾町の囃子方が、各町から四条御旅所の間を囃しながら往復します。

7月23日「あばれ観音」 23時~ 南観音山だけで行われるこの催し。とってもユニークで、ご神体の楊柳観音像を布で覆って台座に縛りつけ、途中上下にゆすってご神体をあばれさせながら町内を担いで走り回ります。

7月24日「後祭・山鉾巡行」 橋弁慶山を先頭に10基が御池通から東へ向かってスタートします。(前祭とは逆のルート河原町御池→四条河原町→四条烏丸という順番。)大船鉾は2014年から完全復興し最後尾を巡行します。

7月24日「花傘巡行※」 10時~ 鉾・馬長稚児・児武者・各種芸能や花街の舞踊等約千人が列を整え八坂神社を出発し巡行します。お昼ごろに八坂神社に戻り境内で舞踏などを奉納します。※後祭が復活する以前の動画になるので現在のものとは異なります。

7月24日「還幸祭」 16時~ 神幸祭から滞在していた神輿を四条御旅所から八坂神社へと神霊を本社に遷すお祭りです。

7月28日「神輿洗式」 20時~ 10日の神輿洗と同様、鴨川四条大橋で神輿を洗い清めます。神輿は八坂神社に戻り神輿庫へ。

7月31日「疫神社夏越祭」 10時~ 八坂神社内「疫神社」の鳥居に大茅輪が設置され、参拝者はこれをくぐって厄を祓います。一ヵ月続いた祇園祭の祭事はこれで終わりとなります。

日程・詳細に誤りのないように気をつけておりますが、間違いなどがありましたらお知らせください。時間はおおよそのもので実際の時間と異なる場合がありますのでご了承ください。どうか皆様にとって思い出の夏となりますように。