北野天満宮「ずいき祭 -還幸祭-」2011

毎年10月1日〜5日まで、北野天満宮では「ずいき祭(瑞饋祭)」が行われます。2011年は連日快晴に恵まれました。

10月4日は還幸祭巡行があります。還幸祭は「おいでまいり」と呼ばれていて、「太宰府で隠れた菅原道真の御霊が神様として北野の地においでになる」という鎮座を再現する意味があり、北野天満宮の神事の中でも重要視されています。ずいき神輿と還幸祭行列は別ルートで北野天満宮へ戻ります。今年は「上七軒(かみひちけん)」の辺りで待つことにしました。

まずは「ずいき祭」の由来にもなっている「ずいき神輿」が氏子市中を練り歩きます。とても大きな鈴がついているので、担ぎ手が神輿を揺する度にシャンシャンと縁起の良さそうな高い音が通りに響きます。

還幸祭の行列には牛車も加わっています。間近で見るとド迫力です。遠くからでも車輪の回る音がギシギシと聞こえてきます。牛は北野天満宮において神使とされています。その理由については「道真の出生年は丑年である」「道真は牛に乗って大宰府へ下った」からなど諸説あります。

通りには上七軒の芸子さんと舞妓さんも顔を出します。上七軒は、室町時代の北野天満宮再建時に余った用材で7軒の茶店「七軒茶屋」を建てたのがはじまりとされる北野天満宮と縁が深い花街です。舞妓さんたちが軒にスッと立つだけで通りが華やぎます。上七軒は道路の石畳化と電柱の地中化を進めるらしいので、今後さらに景観が良くなるでしょう。

その後、上七軒を通過した行列は、国宝指定されている北野天満宮本殿前に並べられ、「着御祭」が行われると「還幸祭(おいでまいり)」は終了となります。巡行に参加した学生さんや氏子さんたちがお互いを労い合い、祭りの後の達成感を伴った爽やかな雰囲気に満ちた境内はとても気持ちが良かったです。

その他の写真:WEB京都写真集「ずいき祭 -還幸祭行列-

「ずいき祭」祭事日程
10月1日 北野天満宮:出御祭(9時)、行列出発(13時)。御旅所:着御祭(16時)、八乙女・田舞。
10月2日 御旅所:献茶祭(10時)。
10月3日 御旅所:甲御供奉饌(15時)。
10月4日 御旅所:甲御供奉饌:出御祭(10時)、行列出発(13時)。北野天満宮:着御祭(17時)。
10月5日 北野天満宮:后宴祭(15時半)、八乙女・田舞。

北野天満宮
住所:〒602-8386 京都市上京区馬喰町北野天満宮社務所
電話:075-461-0005
ホームページ:http://kitanotenmangu.or.jp/

北野神社御旅所/御輿岡神社
住所:京都府京都市中京区西大路通上ノ下立売西入ル西ノ京御輿岡町